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設定資料集・種族

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ヒューマノイド

 『緑の大陸の伝説』の舞台となる星──地球に生息する生命体のうち、高度な知性を持ち魔法を使うことができる者は「ヒューマノイド」と呼ばれています。
 代表的なヒューマノイドは以下の通り。

大地の民
 第2魔法文明の支配者であり、地球解放戦争の勝者。秩序神ウェリナスと道徳神ラミアの末裔達。外見は現代社会で生活する我々と全く同一。平均寿命は70歳。

天空の民
 第1魔法文明の支配者であり、地球解放戦争の敗者。機械神ウロボロスの末裔。背格好は大地の民と大して変わりませんが、頭髪・体毛・虹彩が全て灰白色であり、皮膚の色も白っぽいのが特徴。「古代人」「神々の民」と呼ばれることもあります。現在は、エルドール大陸のごく限られた場所のみで生活しています。平均寿命は65歳。

エルフ
 温帯樹林の奥地に住む亜人間。狩猟・農耕を生業とした自然愛好家。大地の民と比較してやや色白で、耳が尖っていることが特徴。平均寿命は700歳前後で、寿命が訪れたら普通に死んでいきます。

ドワーフ
 洞窟などに住む背の低い亜人間。男性は毛深いことで知られており、髭を剃らないことが彼らのアイデンティティーの一部にもなっています。亜人間の中では大地の民と同じように科学技術に精通した存在であり、自然愛好家が数多く揃うエルフとは対立関係にあります。平均寿命は150歳。

リザードマン
 湖沼・湿原で集落を作って生活している亜人間。体の表面が鱗に覆われており、一見するとトカゲの親類にしか見えませんが、実は恒温動物。表面の「鱗」は、脱毛した上に皮膚が硬化しただけなのです。湿原での狩猟の他に、海上交易や漁業でも活躍しています。平均寿命は110歳。

アーラエ
 山岳地帯に集落を作って生活している亜人間。背中から白い羽を生やしており、それを使って高度5000m前後まで飛び上がることも可能。農耕や陸上交易に従事していますが、その飛行能力を生かし、冒険者や軍人として活躍する者も多いようです。平均寿命は50歳。

イーリス
 アーラエの亜種で、白色ではなく茶色の羽を生やしています。その他の生物学的なデータはアーラエとほぼ同一。ダルザムール大陸でのみ生存が確認されています。

マーマン
 下半身が魚と同一の骨格となっている亜人間。えらも存在し、水陸両方で生活することが可能になっています。海底50m前後の場所に集落を作って生活しています。平均寿命は90歳前後だと言われていますが、正確なデータは全く分かりません。

ダークエルフ
 エルフの亜種。肌が褐色に近いことを除けば、その身体能力は普通のエルフと何ら変わることはありません。だが、エルフ社会の中では彼らは明らかに少数派(エルフ全体の中で占める割合は6%前後)であるために迫害されることも多く、それ故にエルフを憎み彼らに対するテロを行う者も多く存在します(そのことがエルフによるダークエルフ迫害に拍車をかけているのですが、エルフやダークエルフの殆どはこの循環に全く気付いていない様子)。

デーモン

 ドワーフ同様、地下で生活している知的生命体。彼らの文化圏はドワーフの生活圏と比較してより深い場所に位置しており、ドワーフとデーモン達が接触することは殆どありません。それ故、彼らの生活や文化も謎に包まれています。地球の表面で生活しているヒューマノイド達と同様、多種多様な種族が存在していると考えられています。

エンジェル

 神々が住まうとされている太陽で生活している(らしい)知的生命体。太陽の表面は高温ではないかと一般に言われているため、エンジェル達は肉体を持たない魔法生命体であると考えられています。

モンスター

 この世界に住むモンスターには様々な種類が存在しますが、「通常の回復呪文が有効に効くか否か」という項目のみを判断材料にすると、大きく3つのグループに分類することが可能です。

自然生命体
 普通の生殖能力を持つ生物の総称。単なる動植物だけではなく、ユニコーンなどの幻獣、グリフォンなどの魔獣、サイクロプスなどの巨人族、デーモンなど、地球上に生息する全生命体の99%以上がこのグループに属しています。彼らに対して通常の回復呪文を使用した場合、傷は普通に癒えます。

魔法生命体
 第1魔法文明期に作られたゴーレムや、第1魔法文明成立以前から存在が確認されているエンジェルや精霊が属しています。生命機能の維持に魔力が必要不可欠である点が特徴であり、通常の回復呪文で傷を癒すことはできません。

不死生命体
 第1魔法文明前から存在が確認されている特殊な「生命」体。死亡した生物の死体が魔力によって無理矢理動かされています。世間一般には「アンデッドモンスター」と呼ばれ恐怖と憎悪の対象となっています。彼らに対して通常の回復呪文を使用した場合、逆にダメージを与える結果となります。

異種族間の混血

 各種族間の混血は1/8までが可能。1/8混血の者が子供を産む時に、1/8混血の情報が伝えられるか否かはランダムに決定されます。各種族が持つ特性(髭・飛行能力・言霊使用能力など)の継承には血の濃さと各特性間の優先順位の差が大きく影響を及ぼしており、異種族間の夫婦から生まれる子供がどのような姿になるのかは、実際に子供が生まれるまで全く分かりません。大地の民とエルフの混血(一般にハーフエルフと呼ばれている)の夫婦の間から、純血エルフの赤ん坊が生まれる可能性も否定できないのです。
 混血児の平均寿命は、純血時の寿命の加重平均に混血化に伴うペナルティーを加味して算出されます。
 理論上実現可能な混血は8種族混血ですが、普通は3種族混血が限度。戸籍で確認されている混血の限度は6種族混血。

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