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2001年01月31日 19時13分02秒
軍隊は国を救う……のか?
ついこの間発生したフィリピンの政変劇で、軍隊が果たした役割が大きかったことは、
皆さんも記憶に新しいことではないでしょうか。
実際には、あわやクーデターの数歩手前まで事態が進行していたようですが、それはおいといて。
27日には、アロヨ大統領がケソン市のアギナルド国軍基地で演説し、
「危機を平和的解決に導いた勇気と順法精神に深い感謝を表明したい。 国民の意思に沿った行動は、国軍の信頼を高め、国家のより良い未来への道を開いた」と国軍の行為を賞賛していました。
就任直後、内閣の組閣人事を巡り、「英雄」の1人であるメルカド国防相がいきなり辞任してしまい、
新政権の運営は最初から困難に直面しているようですが……。
一方、「似たような話がどうもインドネシアで進行し始めている」らしく、ちょっと気になっています。
インドネシアのマフッド国防相は、同国の政治リーダーらが争いをやめ、国の運営に専念しなければ、 「軍部が政権掌握に動く可能性がある」と発言したそうです。
現在、インドネシアでは、ワヒド大統領に絡む2件の汚職疑惑を巡り、議会と大統領が対立状態に陥っています。
あちこちで大統領の退陣を求める声が上がっているのですが、ワヒド大統領がそれに「No」を言い続けており、
ここままだと流血の事態に発展し、インドネシアが2つに分裂するのではないか……と懸念されています。
で、国防相が事態を憂いて「国家の無政府化と分裂の回避に向けて動く構えである」と発言、
議会と大統領に「喧嘩するのもたいがいにしやがれ」と脅しをかけたらしいのです。
今のところはドスの利いた恐喝程度で済んでいるのですが、
イリアンジャヤ州とかアチェとかに独立運動を抱え込んでいるインドネシアの現状を見るに、
この脅しが実際に実行に移される可能性もそれなりに存在します。
……むう、オチが無い上にまとめられない(T_T)。
願わくば、混乱が平穏無事に収まるのを祈るしかなさそうですが、それを期待するのはかなり無理そうな気配……。
いやはや、参った参った……。
追記:ぎぃす様、同人誌の宣伝、ありがとうございます(^o^)。
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