2001年4月の図書館長日誌



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  • 2001年04月30日01時12分18秒
    Bright Season 8.5 事後報告書
    及び純愛系ゲームの二次創作物に関するメモ

    本日のコラムのネタは、2001年4月29日に東京都立産業貿易センターで行われた「Bright Season 8.5」。
    Tactics・Key系の同人誌即売会で、今回はサークル関係者のみの入場が認められるという特別版でした。
    今回は最初から最後まで会場にいたのですが、目立って真新しいことが行われていたわけではありません。
    イベントとしての内容は、前回の「Bright Season 8」とほぼ同じですからね。
    終了直前になって、イベント主催者をはじめとする大物数人が、
    「澪ちゃんぶっかけカレーうどんコーナー」(?)というものに巻き込まれカレー塗れになっていたり、
    かの高名な「メッコール」が販売されていたり、
    同じ建物の3階と5階で、人形やフィギュアを扱った催し物が行われていたりしましたが、それらはとりあえず脇に置いておきます。

    最初にも書きましたが、今回のイベントは参加者が限定された点を除けば、前回のイベントと内容は変わりません。
    そういうわけで、今回は比較的ゆっくりと心を落ち付けた状態でイベントを観察することができたのですが、
    観察の結果、分かったことがいくつかあるので御紹介。

    (1)女性参加率がやっぱり低い。
    男女比は男50:女1くらい。で、女性達の一部(BSスタッフは全員?)が登場人物達のコスプレをしていました。
    同建物内で行われていた他イベントにおける男女比が男2:女1〜男1:女1だったのとは大違いです。
    なお、同人誌即売会によく現れる「カメラ小僧」は1人か2人しか確認できませんでした。

    (2)元々は『ONE』の同人誌即売会だったはずなのに、『Kanon』関連の同人誌が非常に多い。
    『Kanon』の同人誌が『ONE』『AIR』の同人誌よりも多く出品されていたような気がします。

    (3)18禁の二次創作物を捜すのに一苦労。
    陵辱系18禁二次創作物を出品していたのは全67サークル中4サークルだけ(1〜3サークルの取りこぼしがあるかも)。
    純愛系を含めて考えても、18禁二次創作物を店頭に並べていたサークルは10団体も無かったと思います(6〜8団体?)。
    ちなみに、18禁作品を実際に出品されていたサークルの方にうかがったところによると、
    「BS」における18禁二次創作物の売上高は、他の同人誌即売会と比較すると若干低くなるんだそうです。

    ……まあ、こんなところで18禁同人誌をわざわざ探す必要性があるとは思えないのですが、
    keyの『Kanon』掲示板内で、『Kanon』の陵辱系18禁同人誌の話題が出たせいで(?)、
    ついつい手を突っ込んで調べたくなってしまいました(--;)。

    「Bright Season 8.5」終了後は横浜に移動、そこでC.F.さんやくわねさんとお知り合いの方などと合流、
    合計11人という大所帯で打ち上げ会を行いました。
    私やtatuyaさんなどは1次会終了後に帰宅しましたが、他の方々の多くはこの後ボーリングや徹夜カラオケに興じるそうです。

    それにしても、足の裏がまだ痛い(今日は革靴を履いて移動していた/T_T)

  • 2001年04月26日23時01分40秒
    政界ドラマ『再編』・第1話感想文

    去年から続いている(?)このドラマですが、ようやく本編がスタートしたようです。
    今回の主人公となっているのは、新しく総理大臣に指名(そして任命)された小泉純一郎さん。
    ようやくドラマ「本編」に相応しい大きな動きが始まってきたようです。
    新しい動きの是非は別にしても、久し振りに政治のニュースを見て
    「この先どうなるか目が離せないな」と思えるようになりました。実に良い傾向(^^;)。

    で、ここ1週間のニュースの目玉となった内閣及び自民党役員人事について。
    まずは内閣のほうですが、意外と多かったのが前内閣からの留任者。
    留任者が数多かったのを見て、「以前と変わらないじゃないか」と思った方も多いのではないでしょうか。
    私も留任者が多かったのには驚いたのですが、残った方々が政治的実力に優れた方々ばかり
    (例えば総務大臣・経済産業大臣・国土交通大臣)なので一安心。
    新しく内閣に入られた皆さんについては、これからの手腕に乞う御期待、といったところでしょうか。
    顔触れを見た限りでは(前内閣と比べて)期待が持てそうです。
    「どうなることやら」とちょっとハラハラしていた新外務大臣も、最初の記者会見での受け答えを見た限りでは大丈夫そうです。

    ただ、新内閣に関して個人的に「おや?」と思ったことが2つ。
    1つ目は新しい財務大臣。
    新しい財務大臣となった塩川正十郎さんは閣内最高齢で80代に手が届かんとしているところ。
    自民党の税制調査会長を務めるなど、実力・経験の観点から言えば文句無しの人物です。
    しかし、塩川さんや前大臣の宮沢さんのような高齢の人材じゃないと財務大臣を任せられないというのはちょっと困った話。
    続いて2つ目は独身である小泉さん自身の問題。
    ファーストレディーを一体誰にするつもりなんでしょうか?
    ぢつは、この点も考慮に加えた上で、田中真紀子さんを官房長官にするという選択肢があったんですけどねえ……。

    自民党役員人事については……どうコメントして良いのやら(^^;)。
    これって、どう考えても、江藤・亀井派と橋本派に喧嘩を売っているようにしか見えません……というか、もう喧嘩しているけど(--;)。
    次回のドラマの主題は自民党内部の抗争になりそうです(ぉぃ)。


    何にしても、選ばれる過程がどのようなものであっても、政権の良し悪しを決めるのは政策と成果です。
    しばらくは新政権の動向をしっかりと冷静に見守っていきましょう。批判はそれからでも十分です。
    裏を返すと、私は一連の小泉フィーバーを少し冷めた目で見ているのですが(ちょっと熱狂的過ぎるかな)……。


    追記:
    インターネットで有名になった「先行者」、本物の紹介記事が見つかったので御紹介。
    で、これをギャグにして有名にしたのがこの記事この記事
    こいつは確かに凄かった(^^;)。

  • 2001年04月22日23時07分13秒
    レアモンデからようやく脱出できた人

    『VAGRANTSTORY』、ようやくクリア。
    40時間掛かってしまったなあ。もう少し早く終わらせられそうだったのに……。

    ラスボスの使う【ブラディシン】ですが、これはあまりに馬鹿馬鹿しい方法で妨害することが可能。
    【ブラディシン】発動直前、ラスボスが主人公の頭上を高速で飛行して去っていくので、
    その時にダメージを与えることができたら【ブラディシン】の発動は中止され、
    ラスボスの動きがいつものパターンに戻るんです。
    こうなったらあとは殴り放題。HPは1000以下だった(700〜900くらいか?)と思うので、
    チェインアビリティを繋げてあっという間にゲームセット。
    ふう……手強い相手だったぜ(^^;)。

    さて、この作品に対する評価。
    技術面(CG・音楽・バグフィックスなど)は文句無しの仕上がり。ストーリー面の演出も見事でした。
    オープニングで流れるムービーと2種類のデモにはかなりショックを受けました──良い意味で、ですよ。
    ただ、以前の日誌で触れたことと重なるのですが、敵役の人間が過去の作品で登場したキャラクターと重なって見えるんです。
    特にランスロット・タルタロスとロメオ・ギルデンスターンの2人(^^;)。
    企画の指揮をとった人間が同じだったから致し方無いかもしれませんが、
    思わず「似たような台詞、昔に聞いたことがあるなあ」と呟いてしまいました。
    あと、これは必ずしも問題点にはならないことですが、ゲームとしての作り込み方が凄い反面、
    ゲームシステムやアイテムのパラメータ、レアモンデ市内の各施設の位置関係など、
    プレーヤーが覚えたり目を通したりしなければならないルールやデータが非常に多いのです。
    データゲームとしてのRPGの特性を徹底的に生かしたと評価できるのですが、
    人によっては「こんなに情報が多いと(攻略本付きでも)わけ分からん」と匙を投げることになります。
    難易度そのものは決して高くないのですが、ゲームとしての「敷居の高さ」を感じてしまいました。
    悪い作品ではないんですけどねえ……。

    とあるゲーム雑誌のクロスレビューで満点を獲得したこの作品ですがですが、
    満点を獲得できたのはかなり幸運なことだったような気がします。

    レビュー正式版は近日公開予定。


    追記:
    オープニングのムービーで登場する魔道師・メレンカンプ。
    彼女の見せる妖しくも美しいダンスが、下手な18禁ゲームの性描写よりも
    はるかにエロティックで素晴らしいと思った私は異常でせうか(藁


    追記2:
    1週間前のニュース番組に関するコメントで言い忘れがありましたので捕捉。
    「毎日別局の番組を見なきゃダメ」と書きましたが、朝のニュース番組は除きます。
    朝のニュースに限ればNHKがベスト。テレビ東京系のニュースもOKですが、他局のニュースはあまりお奨めできません。
    新聞の切り抜きをそのままニュースに流用するのは正直言って感心できません。手抜きと思われても仕方ありませんよ。

  • 2001年04月20日02時21分45秒
    まだレアモンデで迷っている人

    『VAGRANTSTORY』……まだ終わらない。
    プレー時間が長引いているのはアイテム合成にはまってしまったから。特に凄いのが防具。
    リザードマン達が大量の防具を落としていくので、それを片付けるためにアイテム合成に手を付けなければならず、
    ファクトリー(ここでアイテム合成ができる)と市街地を往復する毎日が続いています。

    あと、最終ボス(第2形態)がぶっ壊れている(^^;)のも、未だにさ迷い続けている理由。
    第1形態はチェインアビリティを繋げて一瞬のうちに屠ることができるのですが、
    第2形態に変身した途端、主人公の約3倍の速度でフィールド上を駆けずり回り、
    通常武器では届かない場所から魔法を放ってくるんです。
    ただ、これはまだ救いようがあるほうでして(魔法使用後に数秒間停止するので、その間に接敵可能)、
    敵が途中でぶちかましてくる【ブラディシン】が特に曲者。
    最大HPが350程度しかない主人公に対して、総ダメージ量600前後(≒120×5部位)の攻撃を使ってきたんです。

    はっはっは……勝てるかいこんなの(笑+泣)。

    一応、防御策としては、

    「盾を装備する」
    「【ブラディシン】発動前に防御系魔法を使っておく」
    「チェインアビリティを繋げられるだけ繋げ、敵の行動前に相手を倒す」
    「連射パッドを購入する」(ぉぃ)

    ……などが存在するわけでして、何とかできないことは無さそうなんです。
    それにしても、最後の最後で強敵出現かあ……。いつになったらクリアできるのだろう?

  • 2001年04月15日22時31分21秒
    沖縄で「見たくないもの」を見せ付けられる時

    人間、誰しも「自分が見たくない現実」というものが存在します。
    それが何であるかは人によって異なります。
    このことは政治の世界も同じ。自分の思想・信条にそぐわない政策に対しては、
    何も考えず「こんな政策は要らない」と叫んでしまうか、その問題には一切立ち入らないようにしてしまうのです。


    なんでこんなことをいきなり書いたかと言いますと、このことを考えさせられる番組を目にしたからなんです。
    その番組のタイトルはテレビ東京系の『日高義樹のワシントンリポート』。
    アメリカ在住の日本人ジャーナリスト・日高義樹氏が、海外の政治・経済の情報を
    外国政府(特にアメリカ)の政府高官とのインタビューで紹介するという内容で、
    今日(2001年4月15日)は沖縄に駐留するアメリカ海兵隊が話題となっていました。
    番組の中では、沖縄における海兵隊員の生活ぶりや訓練・地元住民との交流、
    更にワシントンにいる海兵隊の司令長官とのインタビューも紹介されていました。

    その中でも特に驚いたのが、現在、返還交渉で論議の的となっている普天間基地の紹介。
    あえてここを「飛行場」ではなく「基地」と表現したのは、
    この施設をただのヘリポート・飛行場と言い切るにはあまりに大規模なものだったから。
    海兵隊の使用する武器の検査を行う施設など数多くの軍事施設が作られており、
    アメリカ本土以外の海兵隊基地の中では最も重要な存在として位置付けされているのです。
    しかも、その立地条件はアメリカ軍にとって非常に都合が良いもので、
    ここに基地があれば台湾にも朝鮮半島にも楽に手が届きます。

    しかし、その一方で、アメリカ海兵隊の存在が沖縄の住民にとって負担になっているのもまた事実。
    基地を離着陸するヘリや飛行機の騒音、ごく一部の海兵隊員の暴走による犯罪行為など、枚挙に暇がありません。

    ところが、沖縄の経済が観光と基地に依存した体質になってしまっているのもまた事実
    (ちなみに、沖縄県の失業率は全国で最悪じゃなかったかな? 正確には覚えていないけど)。

    ……とまあ、考えれば考えるほど、沖縄の基地問題は様々な要素が絡んでいることが分かります。
    しかし、マスコミの多くはそのうちの1つ(多くても2つ)の側面しか取り上げようとしません。
    冒頭に書いた『日高義樹のワシントンリポート』の場合には、
    アメリカ側から見た沖縄の基地問題を集中的に取り上げたため、
    必然的に、日本側から見た基地問題という側面が抜け落ちてしまいました。
    しかし、これはまだいいほう(通常のニュース番組では反対側の支店から沖縄の現状を取り上げています)でして、
    他のテレビ局(正確にはニュース番組)の中には、片方の側面しか見ない──そして見せないようにしている場合すらあります。
    具体例はあげませんが、見当はつきますでしょう?


    だから、ニュース番組は毎日別の局の番組を見なきゃだめなんです(^^;)。


    ちなみに、日本はこの「超」がつくほど重要な基地をアメリカに対して返還するよう求めています。
    普天間基地の代替施設には15年の使用期限が付いているという有様。
    実際の返還の是非は全く別にして、こんな交渉がまとまると思います?
    代替施設に使用期限を付けていないのならばともかく、今のままでは絶対に返還は無理。
    まあ、「最初は高飛車な態度を見せるのが交渉術の基本」とも言いますから、
    日本政府は更なる代替施設案を持っているのかもしれませんが、今のところそんな噂は耳にしていません。
    あと10年は、普天間基地の現状はこのまま維持されるのではないかと考えていますが、果たしてどうなるんでしょう?

  • 2001年04月12日23時05分30秒
    「学校法人」

    さて、今日は専門学校のレクリエーションがありました。
    私が通おうとしている専門学校は渋谷駅から歩いて数分の場所にあり、
    コンピュータプログラムやCGデザインなどいくつかのコースに分かれています。

    さて、この専門学校、1つだけ意外な特徴がありました。
    それは「学校法人として認可されていない」こと。法的な扱いは「大型の個人塾」みたいなものです。
    学校法人としての認可があるのと無いのとではどう異なるかというと……

    ●授業内容などを自由に変更できる
    学校法人の場合、カリキュラム変更のためには役所への届出が必要。
    届出を行ってから各種変更が認められるまでには時間が掛かるので、変更が「時代遅れ」になる危険性があり、
    結果的に授業内容が時代遅れになりやすい。

    ●定期券の学割、年金納入の猶予など大学生には認められている権利の一部が適用されない
    つまり、定期券を買う為には渋谷もしくは渋谷以遠でバイトを入れる必要がある。

    金銭面で最もきついのは「学割禁止」の部分。
    学割があるのと無いのとでは、定期券の価格に約2倍の格差が付いたはず。

    というわけで、「バイト代ではなく定期券目当てにバイトを入れなければならない」ことが確定(ぉぃ)。
    専門学校に通うのも、一苦労するものです。

  • 2001年04月08日23時07分44秒
    「レアモンデ」という名前の巨大迷宮

    タイトルを見てピンと来た方、どれくらいいるのでしょう?

    ……と、それはおいといて。今日のコラムのネタは現在攻略中の『VAGRANTSTORY』。
    とあるゲーム雑誌のレビューで40点満点を獲得したという極めて珍しいソフトであり、
    ゲーム販売店からは「もっとセールスが伸びても良いソフト」の1つに選ばれている作品です。
    スクウェアのファンでも、この作品を未プレーの方は意外と多いのではないでしょうか?

    ゲームとしてはRPGとACTとADVを足して3で割った内容。便宜的にRPGとして分類されることが多いようです。
    ストーリーの説明はちょっと難しいのですが、簡単に話すと以下の通り。

    主人公の名前はアシュレイ・ライオット。
    彼はバレンディア王国のVKP(バレンディア治安維持騎士団)重犯罪者処理班に所属する生え抜きのエリート。
    数々の危険なミッションに参加しながら、その全てで成功を収めてきました。
    ところが、彼はバレンディア王国の重臣であるバルドルバ公爵の暗殺容疑で指名手配されてしまいました。

    「何故、アシュレイは犯罪に手を染めることになったのか?」

    この謎を解くため、プレーヤーはアシュレイ・ライオットとなり、
    バルドルバ公爵暗殺事件直前の1週間に彼が行ったこと・見たことを体験してもらうことになります。


    ……で、この1週間、アシュレイが滞在していた場所の名前が「レアモンデ」。
    25年前に発生した大地震によって壊滅し、今ではモンスターが徘徊するようになったとても危険な場所です。

    プレーした感触としては「凄いゲームだが、万人受けはしない」といった作品です。
    まず、アクション性の強いRPGなのですが、画面が全体的に暗い。
    廃墟となったレアモンデの雰囲気が実に良く表現されているのですが、
    人によっては「この暗さはどうにかならんか」とぼやきたくなるくらいに暗いです。
    続いてゲームシステム。多数のパラメーターと大量のアイテムが用意されており、
    「データゲーム」としてのRPGに慣れ親しんでいる私のような人間は喜んでプレーできるのですが、
    慣れていない人間がプレーしたら、この情報量の多さは苦痛にしかならない可能性もあります。
    ボス敵は若干強めですが、それぞれ目立った弱点が存在する
    (ドラゴンと戦う時、懐に入り込めばブレスを吐かれずに済むetc.)ので、
    弱点さえ掴めばそんなに難しくないと思います。ラスボスは外道に強いらしいですが(^^;)。
    また、ダンジョンには多数のパズルが用意されています。アクション性は低め……かな?
    開発者曰く「『Xenogears』のバベルタワーをクリアできたら大丈夫」だとか(^^;)。
    そしてストーリーですが、あまり進んでいない(現在、羽虫の森に突入した直後)のでレビューはパス。
    ただ、宗教(特に一神教)に対する嫌悪感が滲み出ているのは過去のシリーズと一緒。
    今回の敵役は法王庁所属の聖印騎士団。
    ローディス教国所属の暗黒騎士団、グレバトス教会ミュロンド派所属の神聖騎士団に続き、またもや一神教の組織。
    そろそろ名前を付けるのが難しくなるのではないかと心配になってしまいます(^^;)。

    色々と書きましたが、私がこのゲームを気に入ったのは確かな事実。
    では、今日もまたレアモンデに潜りに行ってきましょう。


    追記:
    明日より専門学校につき、更新が若干遅れがちになります。

  • 2001年04月04日23時10分15秒
    新しい教科書は是か非か

    今日のコラムのネタは、昨日終了した教科書検定について。
    教科書検定そのものの是非はすっ飛ばして(ぉぃ)、新しくなった教科書にまつわる色々な話を集めてみました。

    まず、理科・算数・数学など理系科目の内容見直し。
    大々的な見直しが行われたそうですが、正直言って、この見直しには全く賛成できません。
    検定を行った側としては、「理系離れを止めるため、授業内容を基礎的なものに絞った」と言ってますが、
    算数で電卓の使用をおおっぴらに認めたり、
    中学理科の教科書から元素周期表を消したり、
    写真に載っている植物・昆虫の数を2〜3個に減らしたり、
    理科の授業内容から実験の個数を減らしたりするのは、
    いくらなんでもやり過ぎだと思いますよ。
    それで若年層の理科離れや塾ブームの加熱を止められるとは私には思えません。
    最低でも、実験は減らさないで欲しかったですね。
    それに、必要性が高いとも思えないのに、電卓を授業で小学生に使わせるのはあまり感心しない話。
    子供の計算能力が落ちてもいいんですか? どうせ道具を使わせるなら算盤にしましょうよ(^^;)。

    続いて、不愉快にはならなかったものの、意外だなと思ったのが英語の教科書。
    まず、今までは日本語のローマ字表記が「名−姓」だったのが「姓−名」に変更されたこと。
    中学校の英語教科書で、7社中6社が日本人の名前を「姓−名」の順で表記したそうです。
    2000年12月の文化庁国語審議会(当時)で、日本語のローマ字表記について
    「各国の人名固有の形式が生きる形で表記されることが望ましい」
    と答申したのが影響しているようです。
    しかし、我々の世代って「名−姓」で書くことに慣れているからなあ……。
    ひょっとしたら、ちょっとした混乱の種になるかもしれませんね。
    それから、『エヴリデイ イングリッシュ』という英語教科書の「消滅」。
    この教科書は昭和20年代から発行されていたそうですが、
    新学習指導要領で大幅な改訂を迫られ、発行元の中教出版が発行を断念したそうです。
    私がこの教科書を使ったことは無いのですが、ちょっと残念な気分。

    それから、今年の教科書では、「乙武洋匡」と「バリアフリー」がちょっとしたブーム。
    特に、乙武さんは国語の教科書に教材としても取り上げられているのだとか。

    そして、さんざん話を引き伸ばした挙句にようやく登場する(^^;)のが社会科。
    今回は「台風の目」と呼ぶべき教科書が1冊登場しており、国際問題になっています。
    問題の教科書を作ったのはこちらのみなさん
    教科書の編集・作成・出版は扶桑社が行っています。
    さて、最初に文部省に提出されたこの教科書はとんでもない一品だった
    (南京で民間人が大量に殺された事件に関して一言も触れられていなかったなど)らしいのですが、
    大幅に「毒抜き」されて認可された教科書も、かなり凄い内容だそうです。
    中国政府は今日になって改めて「あの教科書を不合格にしろ」と圧力をかけていますし、
    日本国内でも問題の教科書に対しては激しい反発の声が巻き起こっています。
    ただし、この教科書がそのまま中学校に出回るわけではありません。
    実際には、文部省が認可した後に地方の教育委員会が「教科書採択」というものを行い、
    採択の結果、教科書の使用が「認められて」、やっと学校で使うことが可能になるんだそうです。
    しかも、学校単位で「どの教科書を買うのか」という選択を行わなければなりませんから、
    「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書が実際に使われる可能性は低いものと思われます。
    ……まあ、文部省の検定を通っただけでも十分大きな出来事なんですけどね。

    しかし、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書の影に隠れて見過ごされそうなことなんですが、
    今年は教科書検定基準の「右傾化」を伺わせる検定内容がいくつか見つかっています。
    例えば、国旗・国歌法が「思想・良心の自由に反するという意見もある」(中学・公民分野)という記述が消されたり、
    「国旗は、国のしるしとして、どこの国でもたいせつにされているね」という記述(小学5年)が
    「国旗は、国のしるしとして、たいせつにしなくてはいけないね」に変わったり、
    「侵略されたり、被害を受けたりした国の人々の中には侵略した国の国旗や国歌を
    すなおに尊重できない感情が残ります」(小学6年)という記述が削除されたり、
    「従軍慰安婦」という用語が無くなったり(記述を残す教科書では「慰安婦」と書かれている)しています。
    変化の是非は別問題として、これは結構大きな変化でしょう?
    なんかこう……1年前とは空気ががらっと変わったような印象を受けましたね。


    それにしても……理系教科書の検定だけはどうにかならないものでしょうかねえ……。
    学力低下と塾への依存を促進する結果しか招きそうに無いのに……。


    追記:
    以前紹介したフィリピン情勢の続き。
    4月4日、フィリピン行政監察院がエストラーダ前大統領を国家財産略奪など計8つの罪で起訴。
    なお、国家財産略奪の最高刑は死刑(5000万ペソ以上の不正利得が確定した場合に限る)。
    果たして、エストラーダ氏この人達は韓国の元大統領達のようになってしまうのでしょうか?
    (韓国の元大統領達は反逆罪で死刑になった後、恩赦で釈放されたのですが……)
    それにしても、日本では公務員が公権力を違法に使った時の刑罰があまりに軽いような気がしますね。
    どうにかならんものでしょうか?

  • 2001年04月01日00時35分24秒
    これは「エイプリルフール」の誤報?

    前日、ユーゴスラビアのミロシェビッチ前大統領が「逮捕された」という誤報が流れました。
    実際には「逮捕に向けての行動が開始された」だけなのですが、
    気の早いユーゴ国営放送のどなたかが間違って「逮捕した」と言ってしまったようです。

    現在、前大統領に対しては不正蓄財・暗殺教唆などの疑いがかけられてます。
    しかし、逮捕されたとしても、彼がハーグに連れていかれるかどうかはちょっと微妙なところです。
    西側諸国は前大統領をハーグの戦犯法廷に引きずり出したいようでして、
    アメリカに至っては経済支援の交換材料としてミロシェビッチ氏の引渡を求めているほどです。
    ただ、ユーゴ国内では、前大統領に対する支持は意外と多く、
    コシュトゥニツァ大統領は「戦犯法廷は反セルビアで偏向した政治裁判だ」と反発していたこともあります。
    ミロシェビッチ氏のハーグ行きが決定したとしても、それが数年後になる可能性もあるわけでして……
    (先にユーゴ国内での裁判と刑の執行を終わらせてから、という話)。
    いやはや、どうなることやら。


    追記1。
    第5回日本ゲーム大賞の受賞作が発表されました
    見た感想は「まあ……こんなものだろうな」といったところ。
    それにしても、18禁ゲームでこの企画を走らせたら、絶対に収拾がつかないだろうな(^^;)。

    追記2。
    「エイプリルフール」のネタではない公文書。
    どうやら、あの巨大掲示板サイトに「ヤキ」が回った模様。



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