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2001年05月29日23時24分17秒
いつの間にやら絶滅危惧種
今日、何気無く見たテレビ番組でこんな企画が走っているのを見て思わず大笑い。
その名は「visual系-1 GP」。
ルールはいたって簡単。
2組のヴィジュアル系バンドとそのファン50人ずつに集まってもらい、
ファンの熱狂ぶりやステージ上でのパフォーマンス(専門的には別の言葉で言うそうですが)などを競ってもらうというもの。
勝敗の判定は司会役の男性タレント2名が行い、勝ったバンドは翌週の出場権を獲得。
負けたチームには檻の中に入れられ完全水没&メーク落としの刑が待っているそうです。
で、見てみたのですが……思わず大笑い。
出場したヴィジュアル系バンドが見せるパフォーマンスがおかしくて仕方ありませんでした。
そのパフォーマンスを見て熱狂しているファンが存在するのだから、 パフォーマンスを見て笑うのはその人達に対して悪いかもしれないとは思うのですが……やっぱり止められない(苦笑)。
やっている本人達は『格好良い』と思っているが、傍から見たら間抜け以外の何物でもないんですよ。
司会者達も「何じゃこりゃ」「訳分からん」と言って笑っていましたし。
今回登場したヴィジュアル系バンドの「バンドとしての実力の高さ」の程は全く分かりませんでした。 パフォーマンス見て爆笑していたので、歌まで気が回らなかったのです。
で、ここからはちょっと真面目な話。
この「visual系-1 GP」という企画を立ち上げることになったのは、
「一時期流行ったヴィジュアル系バンドを救い、真のヴィジュアル系バンドを後世に残す為」だとか。
「真のヴィジュアル系バンド」を後世に残す必要性があるかどうか別にして(ぉぃ)、
ここ1年ほどの間になって、ヴィジュアル系バンドの数がどんどん減っていったのは紛うこと無き事実。 この企画を見て、ヴィジュアル系バンドが無くなっていった理由が何となく分かったような気がします。 いくら外見やパフォーマンスにこだわっても、歌唱力など「中身」が伴っていないとすぐに飽きられますからねえ……。
以前、テレビ東京系でヴィジュアル系バンドを取り扱ったアニメが放映されていて、1回だけ見たことがあるのですが、 その時も似たようなことを思いましたね。「この程度の意識しか持たないで本当に売れるのか」って。
……え? 「『visual系-1 GP』を次も見るか」って? 多分見ないでしょう。1回見ればそれで十分です(^^;)。
それにしても、この企画を維持できるほどヴィジュアル系バンドが残っているのでしょうか? それがちょっと気掛かり。 |