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2003年5月の図書館長日誌

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  • 2003年5月24日 13時10分34秒
    実務に入ってからのこんな体験

    諸般の事情により、開店休業状態となっている当図書館ですが、図書館長のほうは実世界で元気に働き回っております。
    ……実世界のほうでの仕事が忙しいからこそ、開店休業状態になっているわけですけど(笑)

    さて、私が配属された仕事先は、ネットワーク事業に手を出しているコンピュータ会社でして、
    仕事の中には、サーバの保守・管理も含まれております。
    そんなわけで、配属先の会社では、コンピュータのハードウェアに関する知識が無いとやっていけない職場でして、
    最初にコンピュータのハードウェアの組み立てという一種の実技講習が行われます。
    分解済みのコンピュータのパーツを渡されて、「これでPC1台組み立てて〜」というわけでして、
    組み立てたPCがそのまま自分専用(?)のPCになるわけですから、手を抜くこともできません。

    早速、組み立て始め、必要な配線を全て必要な場所に繋ぎ終え、更に先輩や社長のチェックでもゴーサインをもらい、
    電源を入れ、WindowsXPのインストールを開始したところ…………エラーを示すメッセージが。

    「あれ? おかしいよな? 配線は全部あっているはずだよな?」
    「ええ、チェックしたところ、取り扱い説明書通りのはずでした」
    「とゆーことは……部品の一部が不良品だったわけですか?」
    「そーゆーことになりますわな……」

    というわけで、組み立てたPCを再び分解し、問題があると思われる部品の交換を開始。
    この作業はすぐに終わるだろうと思っていたのですが、結局2日間掛かってしまいました。
    その原因は、「ハードディスクとメモリとマザーボードの3つが不良品だった」というものでして、
    先輩や社長も「最初から難儀なことだなあ……」と漏らしていました。どうやら、予想外だったようです。
    最後には、メモリと合うマザーボードを買いに秋葉原まで(会社の金で)お出かけすることになってしまいましたし(笑)

    ただ、PC組み立ての際に最も苦労したのはこのことではありません。
    PCのケースや内部に使われている部品の一部には、先端が鋭利な部品がありますし、
    USBケーブルのコネクタ部を作る工具には、予想外の個所に鋭利な刃物が取り付けられています。
    で、PC組み立て「初心者」だった私は、これらの「危険物」にモロに引っ掛かってしまいまして……

    ぶっしゅうぅぅ

    ……といった具合に、手から血を流すことになってしまうわけです。
    ちなみに、私は4回引っ掛かりました(爆)

    コンピュータ業界が大変だというのは以前から聞いていたのですが、
    「生傷が絶えないから大変だ」というのは全く知りませんでした(爆)

  • 2003年5月6日 23時02分50秒
    GWの小さな座談会

    気が付いたら、40000Hitになっていました。
    皆様、ありがとうございます。最近は開店休業に近い状態がずっと続いていますが、
    少しでも楽しんで頂けたら幸いです。

    さて、ゴールデンウィーク中は、大学時代の友人と恵比寿ガーデンプレイスで飲み会を開いておりました。
    出身学部が官公庁に多数の人材を輩出する学部だったということもあり、
    話題も普通の飲み会にしてはかなり硬派の内容となっておりました。
    で、そんな中、友人氏との会話で、セキュリティに関する話が出てきたのですが、
    彼が言うには……

    「官公庁の人間って、情報管理に対する認識が甘い人が結構多いんだよね

    公務員の情報管理に関する意識の低さは、ネット上のニュースサイトなどで指摘されることも多く、
    個人的に信じにくい(信じたくなかった)ところがあったのも事実ですが、
    部内者があっさりと認めてしまったところを見ると、どうやら事実のようです。
    私の友人氏は公務員の中でも情報管理に対する危機意識が高い人物で、
    月1回には内部ネットワークのパスワードを変更するなど頑張っているのですが、
    彼のような人物は少数派だということです。
    無論、彼の勤務する部署は機密情報に接することが殆ど無いので、
    情報の取り扱いには心理的な油断が生じやすい環境でもあることも考慮する必要があるようです。
    しかし、次期支援戦闘機の設計図が外部に漏れ出した際に、
    「設計図程度、漏れ出しても大丈夫」という風に解釈されかねないような発言をする
    防衛庁の幹部がいたことも考えると、公的機関における情報管理の甘さという問題は、
    外部の人間が考える以上に深刻なものかもしれません。

    このように「深刻な」事態を招いてしまった原因ですが、
    友人氏が言うには、「スパイ行為を含めた情報漏洩に対する罰則があまりに軽すぎる。
    原因の一部はそこにあるのかもしれない」とのこと。
    この意見には私も同意を示しておきました。

    この情報倫理に関する話以外にも、友人氏との会話では
    政治的にかなり際どい会話が飛び交っていたのですが、
    中には5月3日に発売されていた新聞各紙の社説も話題に上っていました。
    折りしも、日本の新聞記者がクラスター爆弾の破片を持ち帰ろうとして
    アンマンの空港で爆発事故を起こしてしまったばかりだったので、
    憲法記念日恒例(?)の政治的スローガンの連呼は心成しか控えめになっていたように思えます
    (事故のほうは、関係者の皆さんが今のところ的確な対応を見せていますので、
    裁判の成り行き以外には特段心配することは無さそうです)。

    しかし、社説やコラムなどで自己主張を忘れていないのはどの新聞社の一緒のようです。
    たまたま今回、産経新聞に憲法改正の思案なるものが掲載されていたので、
    友人氏と一緒になって条文の抜粋を眺めていたのですが、2人とも全く一緒のところにツッコミを入れていました。

    「前文にあった『万世一系の天皇を〜』といった表現、ここはさすがにまずくないか?」と。

    安全保障問題ではタカ派の肩を持ち、一部の知人からはネオコンと間違われたことのある(爆)私ですが、
    さすがにここまでは右に傾いていないという自己認識は持っています。
    こういう表現を使うから、産経は特異な新聞というイメージが
    出てしまっているのかなあ……なんて思ってしまいました。


    しかし、政治ネタで3時間も盛り上がることができた我々っていったい……(ぉ

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