-
2004年2月27日 21時43分10秒
改行1個で196KBを要求するファイル(続編)
今週、某宗教団体の元教祖に対する判決が近付いているに合わせ、
色々なテレビ番組で、その宗教団体に関する特集や、死刑問題に関する特集が組まれていました。
判決そのものについては
そんな某宗教団体に関して組まれた特番の中で、1つ気になったのが、
2月24日(一昨日)の日本テレビ系の報道番組で報じられたロシアでの某宗教団体の活動。
その中で、某宗教団体の関係者が北朝鮮の人間と何らかの形で接触を持っていたという事実が放送されたのです。
実は、インターネットの世界や「その筋」の人間の間では、
この某宗教団体と北朝鮮との関係は以前から囁かれているらしい
(Googleで「北朝鮮 オウム 関係」という単語で検索すれば、いくつかヒットするはずです)のですが、
事実関係の裏付けが取りづらいのか、テレビや新聞など大手マスコミでこの話が流れることはあまりありませんでした。
時節柄、こういったニュースの取り扱いは難しいものがあるのでしょうね……北京で現在会議中ですし。
先日お届けした「改行1個で196KBを要求するファイル」ですが、
多数の関係者の方から様々なアドバイスをいただきました。
この場を借りまして、お礼を申し上げます。
で、頂いた様々なアイデアを元に、こんな実験を行ってみました。
(1) 新規Microsoft Word文書を2個、300KB以上のデータの入った記述仕様書(A4・23ページ)1個を用意する。 (2) 新規Microsoft Word文書をそれぞれ「テストA.doc」「テストB.doc」「テストC.doc」と改名する。 (3) 技術仕様書を開いた後「全て選択→コピー」を実行。 (4) テストA.docを開き、(3)でコピーしたテキストを貼り付けて保存する。 (5) テストB.docを開き、「サイズ10.5、MS明朝」で「S」という文字を23ページ分びっしりと書き込み保存する。 (6) テストB.docで「全て選択→コピー」を実行。 (7) テストC.docを開き、(6)でコピーしたテキストを貼り付けて保存する。 (8) テストA.doc及びテストC.docの文字列を全て消去した後、両者を再び保存する。
保存実行時には、「全ての保存オプションを外した状態」にしておきました。
……で、実験した結果は以下の通り。ちなみに、括弧内の数値は新規Microsoft Word文書とのサイズ差を表します。
また、文中の「純テキストサイズ」という表現は、全文をコピーした後、
プレーンなテキストファイル(拡張子“.txt”)に何も考えずそのまま貼り付けた時のサイズです。
テストA.doc |
初期サイズ | 10752 |
貼り付け後サイズ | 324096(+313344) |
全文削除後サイズ | 179712(+168960) |
純テキストサイズ | 19196 |
テストB.doc |
初期サイズ | 10752 |
編集後サイズ | 85504(+74752) |
テストC.doc |
初期段階 | 10752 |
貼り付け後サイズ | 85504(+74752) |
全文削除後サイズ | 19456(+8074) |
純テキストサイズ | 66066 |
ちなみに、354304バイトの技術仕様書には、
タグやらインデントやらフォントやらの設定が山のように設定されていました。
このことから、余計な書式情報の設定がWordページ数肥大化の一因になっており、
ページを減らしても書式情報等が消えないから、改行1個で196KBというとんでもないファイルが
出現することになっているのではないかという推測は成り立つのですが、
この実験だけでは、それ以上のことは分かりませんでした。
やっぱり、こいつはゲイツ様の「秘術」なんですかねえ……(ぉ
|