-
2004年11月4日 09時17分24秒
戦い終わって……
用事が入ったため、政治的な問題の統括を行うことができませんでしたので、こちらにて簡単に。
まず、イラクで発生した日本人旅行者の誘拐殺人事件ですが、
一番悪いのは、イラク人の気持ちを無視して残虐なテロ行為に走る 「イスラム教徒」を名乗る背教者集団であることは言うまでもありません。
確かに、金を殆ど持たずに世界で最も危険なイラクへ入った被害者にも落ち度はありますし、
そのことを理由に、半年前に流行った自己責任論をこの事件の主題として扱った人も多いのですが、
自己責任論よりも前に当然語るべき言葉があるのではないでしょうか。
背教者のテロリスト集団と彼らの行為は許されるものではありませんし、
いかなる背景事情や思想も、彼らの弁護には一切援用されるべきではありません。
一部マスコミのように、彼らに「氏」という敬称を使うことなど論外です
(彼らの呼称は「××容疑者」で十分です。日本の刑法をバッチリ侵しているわけですし)。
日本政府の対応について非難を繰り返す人は多いのですが、
事件が発生した当時の政治的環境(アメリカ大統領選挙の直前であり、
ブッシュ大統領に不利になるような行為・言動は一切とることができない)や、
犯人グループは「超」が付くほどの過激派であり交渉の余地が無かったこと、
テロリストに譲歩することが一切できないという国家としての義務など、色々なことを考えますと、
今回の日本政府の対応に非難されるべき点があったとは思えません。
ただ、「被害者の遺体が発見された」という情報が流れ、その遺体が別人であることが後で判明したという
出来事も1回発生するなど、外務省など政府機関の情報収集能力には、まだまだ強化の余地はありそうです。
アメリカの大統領選挙ですが、当初予想されていたほどの大混乱には至らずに
ブッシュ大統領の再選が決まったことは、(特に日本にとって)非常に喜ばしいことです。
世論調査やマスコミの報道では大接戦という予想が繰り返し長されていたのですが、
蓋を空けてみれば、総得票数で3%の差が出るなど、ブッシュ大統領が思いの外強かったことが分かりました。
それにしても、ブッシュ大統領の再選が決まったことについて、
反ブッシュのキャンペーンを大々的に続けた日米の文化人やマスコミは、
どのようなフォローを見せてくれるのでしょうか? それが少々楽しみであります。
今日は疲れているので、この辺にて。
|