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2004年11月の図書館長日誌

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  • 2004年11月28日 01時41分50秒
    ドラえもんとマルチは別物です

    若干意味不明なタイトルとなりましたが、
    本日のお題は、SROM様の御投稿にもありました『ドラえもん』の声優交代のお話です。
    ただ、私がここ最近『ドラえもん』のキャラをこの目で見たのは、
    矢井田瞳さんのベストアルバムの宣伝や、
    ポリオ撲滅を呼びかけるドラえもんのポスター姿など、全てアニメ外のお話。
    最後に『ドラえもん』のアニメを見たのは、多分18〜9年くらい前のことになると思います。
    見なくなった理由はいまだ以って不明ですが、以降もずっと続いてきたというこの息の長さには、ただ感服するばかり。

    『ドラえもん』と同じように長寿番組と化している『サザエさん』の場合も
    声優の交代はちらほらと行われているのですが、今回のように主役級5人が一斉に交代するのではなく、
    私が知らない間にちらほらと入れ替わっているようです。
    東京では『サザエさん』を一切見なくなったため、実家で『サザエさん』を見た時に
    「あ、この人の声が変わっている」とふと気付くことも何回かありました。
    (余談ですが、現在の『サザエさん』はほのぼのとした雰囲気が強いのですが、
    原作の4コマ漫画──朝日新聞の新聞漫画だった──やアニメ開始直後の『サザエさん』は、
    どたばた喜劇の色合いが強い作品だったと思います)

    さて、今回声優が交代することとなった『ドラえもん』ですが、
    その代役を誰にするかについては、SROM様以外にも気になっている方は多いかと思います。
    『ルパン三世』のようにものまねタレントを起用するという非常手段はある
    ──この時は病床の声優本人からもお墨付きをもらったはず──のですが、
    ドラえもんの物真似ができるタレントって誰がいたのか私は全く知りません(爆)ので、
    具体的な名前を挙げることは全くできません。

    普通に声優を起用するとなると……

    ●実力がある
    ●だみ声が出せる女性

    ……という条件をクリアする必要があり、
    そんな人を探そうとすると、40代以上の人に絞られそうな気がしますので、
    ドラえもん役に若手の声優タレントが起用されるということは多分無いと思います。
    ただ、ドラえもんを新しく任される声優が別やアニメにゲームに登場すると、
    そのキャラに対して「ドラえもん」という渾名が付けられてしまいそうで、ちょっと不安です。

    ……杞憂? そうかもしれません。
    しかし、「本名の代わりに『穴子様』と呼ばれるようになった敵ボス」という
    実例をこの目で見ている人間としては些か不安を覚えざるを得ないわけでして……。
    (※この敵ボス──バルバトス・ゲーティアが「穴子」と呼ばれるのは、
    『サザエさん』に登場するアナゴさんと演じている声優さんが一緒だからです)



    さて、やっと仕事が落ち着いてきたので、そろそろ何か記事が書けるかもしれません。

  • 2004年11月4日 09時17分24秒
    戦い終わって……

    用事が入ったため、政治的な問題の統括を行うことができませんでしたので、こちらにて簡単に。


    まず、イラクで発生した日本人旅行者の誘拐殺人事件ですが、
    一番悪いのは、イラク人の気持ちを無視して残虐なテロ行為に走る
    「イスラム教徒」を名乗る背教者集団である
    ことは言うまでもありません。
    確かに、金を殆ど持たずに世界で最も危険なイラクへ入った被害者にも落ち度はありますし、
    そのことを理由に、半年前に流行った自己責任論をこの事件の主題として扱った人も多いのですが、
    自己責任論よりも前に当然語るべき言葉があるのではないでしょうか。
    背教者のテロリスト集団と彼らの行為は許されるものではありませんし、
    いかなる背景事情や思想も、彼らの弁護には一切援用されるべきではありません。
    一部マスコミのように、彼らに「氏」という敬称を使うことなど論外です
    (彼らの呼称は「××容疑者」で十分です。日本の刑法をバッチリ侵しているわけですし)。

    日本政府の対応について非難を繰り返す人は多いのですが、
    事件が発生した当時の政治的環境(アメリカ大統領選挙の直前であり、
    ブッシュ大統領に不利になるような行為・言動は一切とることができない)や、
    犯人グループは「超」が付くほどの過激派であり交渉の余地が無かったこと、
    テロリストに譲歩することが一切できないという国家としての義務など、色々なことを考えますと、
    今回の日本政府の対応に非難されるべき点があったとは思えません。
    ただ、「被害者の遺体が発見された」という情報が流れ、その遺体が別人であることが後で判明したという
    出来事も1回発生するなど、外務省など政府機関の情報収集能力には、まだまだ強化の余地はありそうです。


    アメリカの大統領選挙ですが、当初予想されていたほどの大混乱には至らずに
    ブッシュ大統領の再選が決まったことは、(特に日本にとって)非常に喜ばしいことです。
    世論調査やマスコミの報道では大接戦という予想が繰り返し長されていたのですが、
    蓋を空けてみれば、総得票数で3%の差が出るなど、ブッシュ大統領が思いの外強かったことが分かりました。

    それにしても、ブッシュ大統領の再選が決まったことについて、
    反ブッシュのキャンペーンを大々的に続けた日米の文化人やマスコミは、
    どのようなフォローを見せてくれるのでしょうか? それが少々楽しみであります。


    今日は疲れているので、この辺にて。

  • 2004年11月1日 13時43分50秒
    APRIL FOOL流『FF8』攻略メモ

    本当でしたら、今日の日誌のネタはイラクで発生した日本人誘拐殺人事件と、
    間も無く投票となるアメリカ大統領選挙の記事になる予定だったのですが、
    SROM様から頂いた『FF8』レビューの内容に連動させて、今日の日誌で取り上げる話題をゲーム一色にすることにより、
    国際政治に関する話題については明日の日誌で取り上げることにしたいと思います。


    当図書館長は、大抵のRPGは以下のような条件に触れない限り2回プレーすることにしています。

    ●知人から借りている
    ●プレーする時間が無い
    ●いわゆる「強くてニューゲーム」の機能を使ってやり込んだ方が面白い

    ……で、今回の題材である『FF8』ですが、私は発売日当日に
    携帯ストラップ付きで購入した後に150時間ほどプレーし、
    隠しボスであるオメガウェポンを打倒したところでプレーを終了させていますが、
    その後に「さあ、今から2回目始めるか」という気にはとてもなれませんでした。
    去年の1月頃に再プレーを試みたことがあるのですが、ゲーム開始後5時間(ティンバー到着時)経った時点で
    「とてもじゃないけどやってられない」とコントローラを放り出し、プレーを止めてしまったのです。
    私の『FF8』プレー経験はそこで終わったままとなっており、2回目クリアには至っておりません。
    以上の実体験を踏まえた上で(爆)、私は「『FF8』はダメな作品だった」と判断しています。

    ちなみに、『FF』シリーズの中で、再プレーする気にならなかったのは『5』と『8』の2つでして、
    『4』は2回、『6』は4回、『7』は3回、『9』は2回クリアしています。
    『10』については、ストーリーはあまり気に入らなかったものの、ゲームシステムは結構お気に入りで好きでして、
    近い内に再度プレーする予定てす。



    私が『FF8』に抱いていた最大の不満点は「ゲームシステムが複雑なのにマニュアルが不親切」ということ。
    ジャンクションシステムの詳細や魔法のドロー・ストック(または「はなつ」)の流れを把握するのに10時間掛かりました。
    しかし、150時間も同じゲームをプレーしていれば、ゲームシステムのポイントや特徴は嫌でも掴めてくるもの。
    オメガウェポンを倒す直前には、以下のようなプレースタイルが確立されていました。

    ●ゲームはDisc3終盤でプレーを止めておく
    街に入れず一般市民と会話ができない、というのは精神衛生上あまりよろしくありません(爆)
    (実際には、カードゲームで「カモ」となる一般プレーヤーの存在が重要でした)
    Disc3最後でサイファーを倒した後は、何も考えずにラストバトルまで一気に進みます。

    ●HP回復はアイテムと特技に依存
    ゲーム全体を通じ、【ケアル】などの回復魔法を使っていたのは前半だけです。
    このゲームは全般的に回復アイテムの種類が多く、特技【かいふく】や
    リミット技【フルケア】【ホワイトウィンド】によって
    魔法に依存せずHPを回復する手段も整備されています。

    ●メズマライズを使った錬金術(?)
    錬金術……と呼べるほどのものではありませんが、金が困った時にはメズマライズというモンスターを倒していました。
    メズマライズが落とす「メズマライズの刃」からメガポーションを精製し、
    トンベリを呼び付けて【ショップ呼び出し】を使いワールドマップからショップを呼び出し、
    溜まったメガポーションを【高値で売る】という行動を繰り返していました。
    メズマライズ以外にも、似たような行動
    (倒す→落としたアイテムから別アイテムを精製→売却)で
    金を稼げるモンスターはいたはず。

    ●後半の魔法はアイテムから精製するもの
    ドローする手間が省けて、精神衛生上もよろしいかと……。

    ●強い相手には【メルトン】一発
    これで相手の防御力が激減しますので、戦いも楽になります。


    しかし、セルフィのリミット技【ジエンド】(敵全体を昇天させる最強技、オメガウェポンも倒せます)
    バハムートのカード(このカードから最強の回復アイテムであるラストエリクサーを100個精製できます)がありますので、
    「ゲームバランスも攻略法もへったくれも無い」と言われてしまえばそれまでです……。


    私自身は、『FF8』のキャラクター達にそれほど強い思い入れがあるわけではありません。
    前作『FF7』のほうがお気に入りとなるキャラクターが明らかに多かった
    (クラウドとかユフィとかヴィンセントとかパルマーとかジュノン要塞の神羅兵とか)ですし、
    『8』で気に入っているキャラはトンベリサボテンダーコヨコヨぐらい(キャラクターではないという突っ込みは却下)。
    理由は分からないのですが、主人公6人に感情移入できなかったことだけは確かでした。

    ただ、その一方で『FF8』のキャラのファンが少なくないこともまた事実。
    半年ほど前、とある現役女性コスプレイヤーと1時間ほどゲーム談義をする機会があったのですが、
    彼女は「『FF』は『7』からプレーを始めたけど『8』が一番好きだった」という返答を返し、
    その理由を試しに聞いてみたところ、「スコールとリノアが気に入ったから」という返事が返ってきました。
    他にも、『FF8』が好きだという知人の意見を聞いたりファンサイトの記事をいくつか読んだりしていたのですが、
    どれも似たようなものでした。

    『FF8』の脚本に対する評価は、
    「貴方はスコールとリノアが好きですか?」という
    質問の答えとあまり変わらないのではないかと思います。
    『7』における環境問題、『9』における戦争と人間の生と死といったようなテーマ性は、
    『8』のストーリーからは全く感じられませんでしたし、
    『10』で出てきた「シン」という大ボスの正体に関する裏話など、意外性を狙った設定もあまりありませんでした。
    (悪い意味で意外な設定ならいくつかありました。例えば、「野良宇宙船」ラグナロクとか……)
    『FF8』のストーリーに魅力があるとすれば、それはキャラ
    ──特にスコールとリノアというキャラクターに負うところが大きいと思うのですが、
    「脚本がキャラに対する魅力に依存し過ぎている」ことは、それだけでも十分大きな問題点と言えるでしょう。
    メインキャラが嫌いになった時点で即アウトですからね……。

    余談ですが、前出のコスプレイヤーさんに『FFX-2』のことを聞いたところ、
    「『FFX-2』は正真正銘のギャルゲーです」と即答されました(爆)
    確かにそうだよなあ……メインキャラが全員女性だし……。


    今度の『FF12』がいつの発売になるかは分かりませんが、
    ファンの期待を裏切らない作品になることを願うばかりです。

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