交戦前の一コマ

フレア・F・カーマイン

「帝国の国境警備隊がこっちに向かってるだと?」
兵からの報告を聞きフレアは声を荒げた。
(まぁ、先に兵動かしたのはこっちだし領土に入れる前に潰せって事か)
そう考えると、手元にあったグラスに残る酒を飲み干した。
「既に先行していたイリス将軍と叢雲将軍は攻撃を開始しているようですが・・・我々も動きますか?」
「無論だな。というよりなぁ、オレにそんな事聞いて『行かねぇ』なんて言うと思うか?」
フレアのその言葉を聞き、その場にいた兵はやっぱりそうだよなぁ・・・とばかりに溜息をついた。
「何溜息ついてんだ。まさか今更帰りたいとか言うんじゃないだろうな?」
「いいえ・・・あまりに予想通りの回答で少し。単純というかなんというか・・・(ぼそっ)」
「おい、今なんか言ったか?」
その言葉にびくっと反応し、
「い、いえいえ。別に私は何も。(しまった、悪口には敏感なんだった・・・)」
その言葉を聞き、ふん・・・と一言言って立ち上がり、
「明日飯抜き+見回り+夜の監視、ちゃんとやれよ。サボったらどうなるかわかってんだろうな?」
「・・・はい・・・(んで、嘘も許さないんだったっけ・・・)」
「じゃ、全員召集してきてくれ。大至急でな。」
そう言われ、また余計な事になる前にダッシュで出て行った新兵であった。

「よしてめぇら、よく聞けよ。オレ達RED GRISTENはイリスが先に仕掛けた国境警備隊その3に攻撃を仕掛ける、いいな!」
「「「「「おいっす!」」」」」
「最初だからって気ぃ抜くんじゃねぇぞ!」
「「「「「おいっす!!」」」」」
「一兵たりとも逃がすんじゃないよ、敵兵に死を見せてやりな!」
「「「「「おいっす!!!」」」」」
「それじゃ行くぞ、遅れるんじゃねぇぞ!」
フレアを先頭に目標物を西へ定めて前進するRED GRISTEN、開戦前のいつもの一コマである。

(2002.10.17)


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