楽しい(?)日々
ゲイル
「久しぶりにのんびりできるなぁ・・・」
首都での戦いが終わりほっとしているゲイル、連戦続きで精神的に疲れているのかも知れない・・・
「旦那ぁぁぁ!!!」
「ん!? どうしたグルス? なにかあったか?」
「助けてくだせい!!」
「何からだよ・・・」
「いや・・・ちょっと空き時間があったんでぶらっと外に行こうとして・・・」
「(グルスにそんな時間あったかな?・・・あぁ、サボりか・・・)」
「んで部屋でたら・・・背後から見慣れない女性が・・・
『あら、どこに行くのかしら・・・グルスさん?』
ってものすごい殺気出しながら声かけてきたんすよ・・・」
「・・・ミズハじゃないのか?」
「いや・・・あんまし見ない顔で・・・」
「(・・・誰だろう)」
(コツコツ)←靴の音です
「ひっ・・・来たっ、かくまってくだせい。」
「しょうがないなぁ・・・そこのロッカーにでも入っとけ、何とかやり過ごしてやるから・・・」
「すいやせん。」
ものすごい速さでロッカーに隠れるグルス、山賊の感でそこまで恐れさせる人物ってだれだ・・・そんなことを思っているうちに・・・
(コンコン・・・がちゃ)
「失礼します。」
「おっ、ミリィ・・・いつ帰ったの?」
「(旦那の知り合いかよ)」
「えぇ・・・つい先ほどです。ところでグルスさん来ませんでしたか?」
「えっ? グルスにあったことあるの?」
「いえ、首都に帰ってきたとき見かけたんで・・・」
「ふ〜ん・・・まぁヤツなら来てないよ、別のところに逃げたんじゃない?」
「あ、そうですか、では失礼します。」
(バタン)
「・・・・・・(もういいかな)・・・グルス、行ったぞ、そろそろ出て来い。」
「ふぃ〜助かった・・・すいやせん、旦那。」
「なんだ、ミリィに怒られてたのか・・・」
「もんのすごい怖い人ですねぇ・・・知り合いやすか?」
「知り合いも何も・・・お前の前の漆黒の騎馬軍団の軍師だ。まぁあの時はただの歩兵団だったんだが・・・」
「へぇ・・・まぁ顔はきれいな方、んでも性格はまぁあんな感じ・・・」
「おい・・・」
「旦那でも怒られたことあるでしょう・・・あの性格なら・・・」
「まぁな、ゴーヤ事件(恐怖のお菓子参照)のときにゴーヤを大量に無駄遣いしたときに『食べ物を粗末にしてはいけません!!』って3時間もセグさんと一緒に怒られた経験あるな。」
「へぇ・・・怖さは軍で1番ッすか。」
「まぁな、ははははは」
(ガチャ)
不意にドアが開く・・・
「あら、誰が怖さが軍で1番なんです? ゲイルさん? グルスさん?」
「「・・・・・・」」
「あら、なぜ私がタイミングよく来たのかわからないのかしら・・・」
「?」
「ゲイルさんさっきグルスは来てないよ、別のところに逃げたんじゃないって言ってましたよね、んじゃなぜ知ってたんです?」
「(ぎくっ)」
「旦那ぁ・・・」
「ふふっ、観念してくださいね。それとグルスさん、指令が来ていますので・・・カルスケートに出陣せよと。」
「マジっすか?」
「すぐに出立の準備をやってくださいね、イヤとは言いませんよね・・・」
「うっ・・・」
「安心しろ、私が編成が終り次第駆けつけるから。」
「わかりやした。ではがんばって・・・」
そういってグルスは逃げるように出ていった。
「??? 最後の言葉の意味はなんなんだ?」
「うふふっ、さてゲイルさん? サボろうとしてたグルスさんをかくまっていたわけですから上官の責任ですよね・・・」
「えっ!?」
「このあと首都ガイ・アヴェリの混乱が少しあるのでそれを沈めにいくのですが・・・もちろん手伝ってくださいますよね?」
「ついさっきまで戦っていたのに・・・」
「文句あるんですか?」
「・・・・・・」
このあと散々ミリィに説教をうけたあと、首都の治安作業を徹夜でやらされたという・・・
=================================== これゲイルにとったら楽しい日々と言えないんじゃないかなぁって思ってしまうゲイルPL・・・まぁ戦争からちょっと離れた平和な1シーンという感じで・・・
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