名刀は拾い物?
アザゼル+鴉
鴉(リヴァイアサン)とパンドラが奇妙なことで出会ってしばらくの事。
リヴァイアサン宅
「なぁ、話って何?」
「ん? いや、つまんない話だよ」
リヴァイアサン(以降リヴァ)がパンドラが外から帰ってきて早々「話がある」と言われて付き合わされている。
ちなみにパンドラはひょんな事からリヴァと同棲する事になった。
「で、何?」
「くえ〜」
「あ、お帰り〜」
リヴァの家の隠し扉からリヴァが何時の間にか飼っている(?)謎の生物のトベリが帰ってきた。
名前:トベリ
性別:多分、雄(調べ方が解からない)
種族:不明(何処から来たのかも不明)
年齢:会ってから三年=三歳(一応)
身長:64cm
体重:23kg
武器:ほうちょう・針・その他色々
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ちなみに好きな物は魚、嫌いな物は肉類、趣味は釣り(結構大物を釣る)
「お〜釣れたみたいじゃん♪(^−^)」
「くえ〜〜(○_○)」
「パンドラ........話は何だ?」
「あ〜はいはい.....実は面白いもんを拾ったんだよね〜」
そう言ってパンドラが下においている何かをテーブルの上に持ってくる。
「これは.......?」
「拾った刀」
「ぶっ!」
思わず吹き出すリヴァ。
「拾っただとぉ!?」
「もう......いちいち五月蝿いなぁ......」
パンドラの説明によると暇だったから外を歩き回っていたら見つけて色々と調べてから持って来たのだ。
「お前なぁ〜〜〜〜〜〜〜」
リヴァの拳が振るえる。
「用心深い私が調べたんだから大丈夫よ〜。それにアンタにあげるんだから〜」
「はあっ!?」
「特に妖しいとかそう言う雰囲気は無かったからね。多分、大丈夫だよ」
「多分って..........」
「それとアンタが持っている安刀よりはマシでしょうが〜」
「まぁ.....そりゃそうだが..........」
リヴァが抜刀をしてみる。
「ほえ〜〜〜〜〜〜」
「凄いな.........こりゃあ......」
その刀は妖しく光り、白い肌を思わせるさび無き美しさを放っていた。
「あ、そう言えばその刀の近くにこんな手紙があったよ〜」
パンドラが古びた手紙を渡す。
「え〜と何々『これは人、斬る為の妖刀であり、神を戒めに咎める物なりて』........あ!」
「ぶっ!な、なんのよ〜」
リヴァが突然大声をあげた。
「これは妖刀戒神だ! 絶対そうだ! あの伝説の鍛冶師、飛死魔影門がが作り上げた刀だって! 絶対!」
「・・・・・・うそ?」
流石のパンドラも噂ぐらいは知っていた。
自らも戦場に出て理想の刀を作る飛死魔影門。
100歳なっても衰えなかった実力は確かなもの。
しかし、病気には勝てなかった。
そして最後の作品として戒神が作られた。
「私は.......そんなもん、拾っちゃたんだ......」
「でも......良いのか? 本当に」
「・・・・良いよ別。私には合わないから」
これでリヴァイアサン(鴉)に妖刀戒神が渡ったとさw
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