何故かよく会う二人

アザゼル+鴉

ここによく偶然に会う二人の男女が居た。
男の名は鴉。女の名は風華。
特に仲が良い訳でも無く本当に偶然によく会う二人だった。

〜朝〜
鴉は日課のランニング(体力作り)をする為に外に出た。
すると偶然に風華に会う。
「「あ」」
重なる二人の声。
「「おはようございます」」
二人は挨拶を交わし、お互いの目的のためにその場を後にする。
〜朝食〜
鴉は朝食は外で済ませる様にしていた。
「「あ」」
鴉の行きつけの店に風華が居た。
「・・・・・・隣り良いですか?」
「あ、どうぞ」
何処までが偶然なのか二人の頼んだ朝食は焼き魚定食。
「「ご馳走様」」
「「えーと、お代は.......」」
流石に止まる二人。
お勘定を払い終え二人は戻る。

〜宮廷内〜
又しても二人は偶然に会う。
二人の手には積み重なった書類など。
「どちらに?」
鴉が切り出す。
「あ、報告書を出しに行くんですの」
「私もです」
ああ、神よ。偶然を作り出して楽しいのだろうか?

〜昼食〜
鴉は自宅(リュッカにある)で作って来たお弁当を食べていた。
「あの〜」
「・・・・・・どうぞ」
声をかけてきたのはやはり風華。
鴉は如何したいのか察し、少し退く。

〜昼食過ぎ〜
鴉は居合抜きの訓練をしていた。
名門赤竜の一人娘(阿佐南)の息子(鴉)としての修行。
落ちてくる木の葉を1から10にするのがまず基本(らしい)
戒神でやるも後1と言う所で失敗するのが何時もの事。
で、側には風華がちょっとした体力トレーニングをしていた。
何処まで偶然なのかは不明の二人であった。

(2002.11.03)


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