「普通に出てくる幽霊」改
語り手エリー/アザゼル+鴉
クレアの兵舎にある「パンドラ部屋?」にて
・・・・・・・・・
パンドラはな〜んか先程から変な感じにみまわれていた。
誰かが見ているようで......側からじっと見てるようで.....
・・・・・・・・・・・・・(やられた)
「う〜ん。何かむず痒い.......」
パンドラは比較的随時、魔法的(霊的)認識能力が敏感尚且つ常に働いているらしい。
故に何かが居る事は完全に解かっている.......
ので
「よし。装備完了......(除霊&退魔兵装)」
自分の部屋を良く見る.......
特に変わった様子は無い.......と思っていたが
「ぶっ!」
思わず吹き出してしまった。
自分の部屋に何時の間にか半透明の女性と思われる姿がのんびりと居た。
「南無大慈大悲救愚救難広大霊感」
合っているかどうかは正直不明(爆)
「・・・・・・これで良かったっけか?」
・・・・オイ
とにかく、それに気が付いた女性の幽霊?がパンドラに一言。
「ちょっと..........何、人を悪霊扱いしてんのよ。ちっこいの」
ちっこ......(二度目)
それはパンドラに対しての禁句.....なお、一番言っても良いのはCALCM教官。
理由は喧嘩友達だかららしい....
「貴方とは面識が無い筈。『ちっこいの』呼ばわりされる謂われはありません。」
断固として応じるパンドラ・・・・・・・
「どうしてもと言うなら許可を取って下さい。教官達みたいに」
じぶっ.......(三度目)
「カルコムさんって......許可得てるんだ..」
「許可は求められてませんが、『喧嘩友達』との認識故許可しています。とは言え呼んで良い訳ではなく、呼ばれれば怒りますが」
「...まあ、私は鴉と言うかリヴァの友達ってところかな?」
その女性の幽霊は苦笑いしながら言う。
鴉とリヴァの言葉にハッとして更に友達と言う単語に反応したパンドラは...
「解除(ぉ 初めまして、(ぺこり)『氷月』と申します」
それに釣られ女性の幽霊も。
「あ、どうも。ティアマト基翠鴻沁と言います」
「『パンドラ』じゃないの?」
「だったんですけどね。今は、『氷月』です。」
「?? よく分からないですけど・・・・まあ、了解です。」
その後は雑談?になる。
「何時も鴉さんにはお世話になっています」
「いやいや、リヴァがそちらにも大変ご迷惑をお掛けしてる様で.....」
「いえ、私が受けた『恩』は計り知れないので、その程度大したことでは」
「そう......なんですか? リヴァのことよろしくお願いします」
深々と頭を下げる沁。
「『友人』と認めた相手は大事にしないと.........」
「少ないのですよ? 私が明かした『事実』を受け止め、『私』と『友人』という関係を育んだ相手は」
「そうなんですか〜本当にリヴァの事お願いします」
「それは承知しましたが......如何して幽霊なんかに?」
「え〜と.....それは色々とてつもなく深く複雑な事情が......」
顔が苦む沁。
それを察しパンドラは。
「・・・失礼しました。その先は言わなくて構いません。私も秘密の多い人間?なので」
「ご理解ありがとう御座います」
それから暫くパンドラと沁は鴉基リヴァについて色々話した。
そして何時の間にか外は深けて来た。
「あ、そろそろ......」
「え?」
理由?これはチャットで事実上会話されたものだからPLの理由によって.....
「それでは....これにて」
「では、また何時か.........今度はこちらから赴きましょうか? 『精神世界』に・・・・」
「あっ! リヴァにはお酒を飲ませな過ぎないで下さいね〜〜〜〜〜〜〜〜」
声は小さかったがパンドラには聴き取れた。
声が小さいのは段々薄れながら遠ざかっていくから・・・・・
「何故でぇ〜すぅ〜かぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?」
が、沁は何かに吸い込まれる様にして消えていた。
当然、答えも返ってこない。
「どういう事でしょうかね? 今まで飲む機会がなかったからねぇ・・・・・・(ぶつぶつ)」
消えていった辺りを眺めながら首を傾げつつ、考え込む。
「考えても仕方ないか。」
首を戻して、諦める。そして今の会談?を回想する。
「・・・・・・何気に綺麗だった」
・・・・・このナンパやっ!(7回分)
余談。何処かで重傷を負った人が居たらしい。
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