戦後の再会

アザゼル+鴉

どれくらいだろうか? 会っていない期間は....
逢ったら何を話そうか?

それらのことを考えつつ、最低限の荷物を持ってリュッカの山道を歩く。
氷月、鴉さんにとってみればパンドラ。
CALCMの手伝いもあってか、すぐに氷月は軍人(仮)ではなくなった。
今は一人の生きる者として今歩いている。
懐かしい感じだ。
ここを降りた時以外は歩いた時が無い。
初めての出会いが説明が難しいが実に奇妙なものだった。
すぐに出て行こうと思っていたのに....実に約1年近く居座ってしまった。
けど....それはそれで楽しかった。
一緒に居て楽しい。
心からそう思った。心配してくれたかな?敵の捕虜になった時.....
微妙っぽい。
心配してくれたのならそれはそれで嬉しい....かな?(苦笑)
ほぼ奇襲同然なので朝早くに来てたりする(笑)
どうやって驚かそうか......変装でもするかな?あ〜でもすぐにばれそう....あっちの方が上手いし。
・・・・・・まさか女の人と一緒に居たりして。まさかね......
まぁ.....これも一応“女”の勘かどうかは解からないが。
「心外ですね.....ちゃんと“女”ですよ〜」
ま、この作者とのこんな会話が途切れたり、盛り上がったりもした......ようだ。
あ、見えてきた。
現在の位置から家の屋根が見える。
あ〜〜ほんと・・・・懐かしい。
トべリさんは蘭さんのところに居ると聞いた。少し残念だ。
けどその気になれば何時でも会いに行けるからだいじょーぶか(笑)
ごす!
氷月の後頭部に何かがもろヒット。
しかも奇襲っぽかった。
「罠.....ですと?」
バタ.......
流石の氷月も気絶した。



半日後。
「・・・・・・・・っ〜〜〜〜〜〜〜」
起きて後頭部をさする。
あ”.....こぶが出来てる.....
・・・・・・・・・・・ここって鴉さんの家だよね?
懐かしい木の香りとその雰囲気。昔と全く変わってない。
部屋を見渡す。
あ、鴉さんの部屋だ。
理由は何かの書類の山。何であるんだろう?あの時から結構経ってるよね?(汗)
と、取り合えずだ。・・・・・・・んあ?
氷月は止まる。
何か匂いがする。
クンクン.....クンクン......女の人の匂い?
ゲッ......本当に居るんだ。
氷月の“女”としての勘が当たった。
「普通に失礼なんですけど......」
少し放って置く。
なお、PLと私ナレーションは全くの別人ですので。
「変な方向には向かわないんだろうな? この作者の書き方は.....」
「あ、鴉さん。見るからにまだ賞金は賭けられてるんだね」
「久し振りに再会しての言葉がそれか? やれやれだ......
」 鴉の格好はやっぱ気に入ってるのかスーツパンツにノースリーブの上着。
「別に良いじゃないですか(^^)」
無理矢理流そうとする。
「ま、それもそうだな」
ありゃ?流しちゃった.....ちょっとお気楽状態かな?
「ああ、それとお前が簡単に引っかかった罠はお前がきそうと思って俺が作った罠だ」
あ、な〜るほど。
「って納得しそうになった!」
ちょっと間抜け一歩手前の氷月。
「ま、大丈夫でなりよりだ」
笑いながら部屋を出る。
あっ!まだ聞いてないことが!
「ちょっと待てイ!」
言葉が少し変になりながらも鴉の後を追う。
「!?煤i‐_―」
氷月が見た光景は二人の女性がのん気そうに夕飯を食べていた。ちなみに現時刻は18時前後。
「あ、大丈夫ですか?」
氷月の立ち位置から左側に居る純クレア風の女性が言う。
「あんな太い大木に当たったのに......凄いなぁ.....」
氷月の立ち位置から右側の女性はちょっと...不良少女が入っている....
「パンドラ、静亞は知ってるよな?」
・・・・あ、部隊が解散する時に居た鴉のお守り? いやいやいやいや、副将だった。深淵の一刀の。
で.......誰?
「ルベンド・サーシャだ。元山賊のお頭で良いかな?」
「んまあ.....一応離れてるから.....」
ああ、だから不良少女っぽいんだ。納得、納得。
「・・・・・・まさかこの二人と寝たと言う訳じゃないよね?」
私は何も思わず聞く。
「寝たよ。最近は3人でしたなぁ」
素直に認めてるし! しかも二人とも気にせず食べてるし!
「で、食べるか?」
はい。食います。
んでもって。
「ふーご…………馳走様♪(−||−)」
「(1ヶ月分の食料が無くなった.....)」(静亞)
「(リヴァの言ってた通り金食い虫だな.....)」(サーシャ)
「全く......1ヶ月分の食料を食いやがって....ほんとお前は金食い虫だな」
二人の気持ちを代弁するかのように言う鴉。
「私がこれぐらい簡単に食べるのを分かってて言うんですか?」
まだ少し残っていたのを口に放り込みながら言う氷月。
「ま、それもそうだけどな」
改まってのように言い、頬をかく。
「それじゃあ今後とも宜しくお願いします(ぺこり)」
「やだね」
即答.....でこんな答えが返ってくるかと思ったが....
「それなりに働けよ。んでもって、食いすぎるなよ」
(゜Д ゜←現在の3人の表情を簡単にしたもの
マジ?何か企んでるの!?居るべきか.....それとも否か......(滝汗)
翌日、奇妙な4人の同居生活が始まった。
約一名は特に気にしてなかったが女性3人は冷汗ものだった..........らしい?

(2002.12.12)


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