告白
コマ・スペルンギルド
「メメメ、メイリィさん・・・。ああああの・・・・・・・・・」
『はい?何ですか???(・・)』
「あっ、あのう・・・そのう・・・おッ、落ち着いて聞いてくださいッ!」
『あの・・・コマさんこそ落ち着いてください・・・(汗)』
「ハッ! そそそ、そうですねHAHAHA!」
『はい、深呼吸して?(^^)』
「は、ハヒッ!スーハー、スーハー(爆)。あっ、んんッ。よ、よし・・・(爆)」
『それで、どうしたんですか?』
「は、ははははい・・・じじじ実は・・・ボボボボクは・・・」
『ボクは?』
「ボボボボボキュはッ! メイリィさんが・・・ッ!
すッ、すすす・・・好ぐはぁ(爆死)」
「やっぱダメだああああああああああッッッ!!!!!!
告白なんて出来るかコンチクショウッ!!!!!」
僕―コマ・スペルンギルド―は思いっきり叫ぶ。
更に眼前の大木に向かってヘッドバットの嵐。
「あー恥ずかしい。やっぱ告白なんて、僕には無理だっ♪」
編み笠で隠された顔を真っ赤にさせながら、明るく言い放つ。
それは恥ずかしさからか、それとも額から流れ出た血で染まったからなのか・・・。
と。
「・・・・・・コマさん・・・何してるんですか・・・?」
「Σ('Д ̄;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;」
不意に背後から声をかけられ飛び上がる。
恐る恐る踵を返して声の方を見やると・・・そこには大きな赤いリボンをつけた巫女が立っていた。
赤リボンなあたりもろ僕の好ゲフンゲフン(爆)!
いやもとい。
その女性―神那美雪―は、そんな僕の考えを知ってか知らずか、
これでもかと言うほど冷たい視線を投げかけながら、訝しげに僕に言い放つ。
「コマさん・・・こんな所で一人芝居なんて・・・しかも・・・」
「ガフッ(吐血)! い、いやこれはそのあのッ! 純粋に芝居の稽古であってね・・・?
ホラ、なんつーの? 女性の役もやる事で役者としての芝居に幅を出すっつーか?(ホントカヨ)」
身振り手分振りを加えながらしどろもどろで説明する僕。
が、あんな決定的に恥ずかしいシーンを目撃されてしまっては、こんな言い訳など説得力のかけらもない。
神那さんの冷たい視線は、やがて軽蔑のそれへと移行していく。
「コマさん・・・意外と良い方だと思ってましたのに・・・」
「いや、ちょっ、何で涙目ですか(汗)」
「コマさんの・・・コマさんのばかぁ!!」
「Σ('Д ̄;;;; 待てー!待ってくれーーーーッ!!」
「うぇ〜ん! ヴェルナ姉さま〜! 風華姉さま〜〜!!」
泣きながら走りさる神那さんを呆然と見送るしか術はなく・・・
僕は一人、その場に立ち尽くす事になった。
それは開戦前・・・つまり女難を継承する前の、どこにでもある穏やかな日常・・・。(ドコガ)
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