叢雲壊滅日記
御剣 叢雲
帝都に攻め入った叢雲たちの数は200人以下まで落ち込んでいた。
息も絶え絶えと言った感じの叢雲たちに『プラチナの悪魔』ことソフィア・マドリガーレの率いるCrimson Knightsが止めを刺しに来る地響きのような足音が轟いてくる。
自分たちの十倍近い兵士たちが向ってくるのを見て、叢雲は死神みたいだと呟いた。
「ちょっとみんないい?」
叢雲が迫り来る敵影を無視するかのように兵士たちに声をかける。
「…ど〜せ死ぬんだったら派手に死ぬよ!!」
その叢雲の声が合図であったかのように残った兵士たちはばらばらに敵の波の中へと飛び込んでいった。
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