渚、壊滅時の呟き(完全版)
白峰渚&ルーデル
私は、ルーデル君のために斬る…
でも、それじゃあ駄目なんだ…
分かってはいたんだ…幾ら殺したって、ルーデル君は喜ばないって…
でも、私にはこれしか出来ない…
私は「シラミネ ナギサ」だけど、「白峰渚」じゃあない…
記憶が欠けてるだけなのに…私は「渚」からは果てしなく遠い…
「渚」がルーデル君に出来た事は…
ルーデル君の気持ちを縛り付けたものは、私には無いんだ…
狂おしい程に、自分が憎い
何も持っていない自分が悔しい
ああ…こんなに私は強いのに…私は、こんなにも無力だ…
ルーデル君、教えてよ…
「渚」にも、他の誰かにもなれない私は…一体、誰なんだろう…?
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