少尉。君の名前は恥を晒す為にあるのかね?(ii)(終)

アオヌマシズマ

(兼、モンキー・ラヴ・ダンスの区切り)
ていうかルーンの戦い、早々に終わりましたね。

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「えぇ〜〜・・・なんだぁ。
 君、童貞orホモの二択じゃないの?」


黒ロリ+ごてごてリボンに
ドレスアップしたシズマが、残念そうに呟く。
その手には

ハッピー・バースディ
スケキヨ君、ヤラハタ達成おめでとう!!
これからも末永く童貞を大事にネ!!
YOU ARE
THE
YAMATONADESIKO


と書いた旗が握られていた・・・


情景:第17部隊Pussy Footは、ルーンよりリュッカへ進軍。
   1253年、程無く『アオヌマシズマ』の元に着任した。
   新任副官『スケキヨ』は
   陣中、20歳の誕生日を迎える。



スケキヨ「・・・そ、そんなこたないし、そう言った覚えもないっす」

シズマ 「そうだね。
     着任して間もないとは言え
     君自身からの明確な回答はこれが初めてだ。」
     【ごそごそと煙草を取り出しながら】

スケキヨ「・・・そんな心配してもらわなくても
     学生時代(ごみの日、と読む)にキッチリ捨ててきましたよ。
     ていうかシズマさん。
     本気で俺の事、そういう目で見てたんですか?
     な、なんか誤解を招く様な事言いましたっけ? 俺」

シズマ 「心配? してないよ。ネタにしよーと思ってただけ。
     僕はね、劣等な人種をいたぶるのが趣味なの。
     ・・・外見上は少なくとも細身、ビジュアル系。
     中身はともかく、ルックスはそこそこだ。
     そこらの馬鹿オンナを釣るにゃ充分すぎる戦力。
     だけど、なんつーかな・・・あんだよね。
     いくら姿形を偽ったところで覆い切れない
     ある人種独特の「オーラ」。
     ふかーーーー・・・・い闇を宿した瞳。(んな大層なもんじゃないか)
     まー、全てはこの一言に集約される。コレすなわち
     童貞臭

スケキヨ「・・・・・・(。。;)【心当たりがありすぎて俯く】

シズマ 「僕がいくらエロの話題振ってもあまりノッてこない。
     考え方もそうだ。変なトコが古風・・・っての?
     基本的に人は見た目によるが、希に変種も出る。
     『もしかしたらコイツ…?』ってね。勘繰られてもしゃーないっしょ?
     にしてもな・・・う〜〜。ハズレか。
     着眼点は悪くないと思ったんだけどなぁ」

頭を掻きながら、シズマはつまらなそうに旗を投げ捨てた。

シズマ 「ち。つまんないの。パーティはやめだ、やめ」

スケキヨ「それどこじゃないでしょう。そもそも(▽;)
     アレクシス部隊が今夜にも到着予定です。
     そろそろ出撃準備を・・・」

シズマ 「あぁーーーーつまんねーーー!!


          ・
          ・
          ・

リュッカの夜は、ふけていく。

つづく

(2002.10.13)


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