山賊記
一傍観者
これは、リュッカ地方の山に住むきこりが聞いた会話を記した物である。
「お、お、お、お、お、親方〜」
ザシュ
「うぎゃ〜〜〜」
「馬鹿野郎、頭(かしら)と呼べと何度言ったら分かるんだ!!」
「す、いやせん親か」
ザシュ
「うお〜〜〜」
「で、何だ」
「は、はい、クレア兵が矢文はなってきました」
「……お前回復が早いな」
「へへ、それがとりえですんで、親」
ザシュ
「ふげ〜〜〜」
「それで、文は」
「これです」
「……………」
「頭、如何したんです?」
「副頭か、丁度良い」
「何か?」
「クレアのお偉いさんからだ、この山の近くを帝国の補給隊が来るらしい」
「それを襲へと?」
「ああ、奪った物は好きにして良いとさ」
「そりゃ、願っても無い事だ」
「兵は約800で女将軍のエルが率いているらしい」
「俺達よりも少ないな」
「この女将軍も好きにして良いらしい」
「国家認定の略奪か…やろう」
「ああ、へへ、この女、穴という穴にぶち込んで、全身ザーメン塗れにして、マンコが擦り切れるほど犯してやるぜ」
「好きだなあ」
「かまわんだろ、よーし、野郎度ども、人間狩りだー」
「「「「「「「「「「「おおーーーーー」」」」」」」」」」」
「へへ、腕が鳴りますね、お」
ザシュ
「あぎゃ〜〜〜」
「懲りないね、お前も」
「よーし、行くぞー」
「「「「「「「「「「「おおーーーーー」」」」」」」」」」」
なお、山賊達が山を降りる中、一人包帯塗れのミイラ男が居たのを、多数目撃したと伝えられている。
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