2000年10月の図書館長日誌



サロニア私立図書館・玄関へ戻る日誌収蔵室で過去の記録を閲覧する



  • 2000年11月01日 00時01分51秒
    原発を巡るトラブル(後編)

    ようやく終わりそうな原発論議。
    ここまで長くなるなら、別コラムを用意すべきだったと後悔する今日この頃(^^;)。

    「原発擁護派のロジックにも穴が空いている」と書きましたが、
    これは大きく分けて2つの要素から成り立っています。

    まず第1に、「原子力は安全で環境に優しい」というロジックそのものへの疑問。
    「安全」の部分ですが、これは「人間の手によって完全に管理されていれば」という留保が付くのですが、
    原子力関係者の一部は、完全に管理されているとはとても言えないような失態を、立て続けに起こしています。
    これでは、電力会社がいくら「原子力は安全です」と住民に説明しても聞いてもらえるはずがありません。
    「環境に優しい」という部分ですが、これは専ら二酸化炭素排出など大気汚染に限った話。
    老朽化した原子力発電所の原子炉や核廃棄物から出る放射線だけはどうしようもありません。
    日本が率先して進めている(最近は雲行きが怪しいですが)核燃料の再利用サイクルの計画ですが、
    この計画でも、一定量の核廃棄物はどうしても出てしまいます。
    核廃棄物を捨てられるだけの広大な土地があれば(アメリカなど)、この問題は黙殺可能なのでしょうが、
    今の日本で核廃棄物を捨てたければ、地底奥深くにトンネルを掘るしかありません。
    でも、日本には活断層が山ほどあるからなあ……。

    第2に、電力会社による地域住民への説明が不十分ではないか、という疑念。
    会社訪問の時、九州電力の方から直接聞いた話なんですが、
    「実際に原子力発電所を案内すれば、原発反対派の人の多くが納得してくれる」とのこと。
    しかし、電力会社が原発建設予定地の住民相手に「原発観光ツアー」を企画しているのかどうかは不明です。
    しかも、実際に旅行が行われていたとしても、それが泊り掛けの旅行になり、夜ホテルで宴会でもした日には、
    周囲から「電力会社の接待を受けやがった」と非難される可能性もあるわけで……。

    ついでに言いますと、原子力発電所を一度誘致してしまいますと、
    その地方自治体の財政体質が激変してしまい、原子力発電所無しには生きられなくなるという困った現実もあります。
    国から大量の補助金をもらったのをいいことに、その金で大量の公共施設を建ててみたら、
    その維持費がかさみ、結局は原発絡みの補助金が無いと財政が苦しくなってしまうのです。
    これが分かっていながら、補助金や雇用欲しさに原発誘致を進める地方自治体も当然存在します。
    一度誘致したら原発と一蓮托生になってしまうというのに……。

    ……とまあ、原発に関して色々なことをつらつら書いてしまいました。
    原発についてどう思われるかは皆さん次第ですが。
    ここに書かれている私の言葉も全て鵜呑みにしないよーに(^^;)。
    (by 国立T大法学部で何故か核兵器に詳しかった男/爆)

  • 2000年10月30日 23時25分46秒
    原発を巡るトラブル(中編)

    で、前日に続き、原発問題です。

    日本では、原子力エネルギーに対する風当たりが異様なほど厳しくなっています。
    元を正せば、万全の安全配慮を行うべきだったのにそれを行わなかった人々に責任があります。
    東海村で事故を起こした某社の場合、核物質を実際に取り扱う社員に対して臨界の意味を教えなかったほどの杜撰さ。
    文系の私はちゃんと知っていたぞ(^^;)。
    これで不信感が広がらないほうが不思議です。
    しかし、現在の日本では、原子力開発に対する風当たりを強くしてしまう複数の追加条件があります。

    まず第1に、同じ工業先進国であるドイツで原子力発電所を「放棄」する決断が下されたこと。
    シュレーダー政権に環境政党で脱原発を掲げていた「緑の党」が加わっていたからこそ実現したものです。
    日本では、この事実は広く知られ渡っており、反原発グループの理論武装に大いに役立っています。
    しかし、同じ工業先進国であるアメリカで、逆に原発の利用が広まりつつあるという事実はあまり知られていません。
    テレビ東京系の報道番組『日高義樹のワシントンリポート』で、ドイツの脱原発政策を紹介した次の回に紹介された程度です。

    第2に、住民投票が一種のブームになっており、原発誘致が困難になったという現実。
    住民投票そのものの是非は、代議制や公共財の負担など、政治学・経済学の領域で論議すべき事柄なので、
    ここではあまり深く言わないことにします。
    しかし、この住民投票の制度が、原発に対する不安感を抱えている地域住民の意思表示の手段として
    有効に機能していることだけは間違いないようです。
    表明された意思を役立てるかどうかは通産省や科学技術庁の官僚が考えることですが……。

    そして第3に、日本が核兵器の最初の被害国であるという事実。
    この客観的な事実が感情論として用いられ、核兵器だけではなく原子力そのものへの反対論に使われています。
    曰く「最初の被爆国である日本は(以下略)」。
    1番目と2番目の根拠にはまだ納得できるのですが、この言い分だけは気に食わないのです。
    自分達の被害を連ねる暇があったら、新しい省エネルギーの開発に時間を使うべきですし、
    「核兵器を持たないほうが自国の安全保障にプラスになる」ことを論理的に証明して見せるべきなんです。
    (「核兵器を持たないほうが……」を大国で証明するのは至難の技ですが)
    感情論で心を動かされるほど、各国の軍事担当者はやわな人間は揃っていませんよ。
    まあ、自国の被爆歴を逆手にとって、「自分達だけが核エネルギーを平和的に利用している」
    自国の原子力発電所の存在を誇ることだって可能なはずなんですが(^^;)。
    ……↑は核の傘に守られている国の人間が言うべきセリフじゃありませんね(^^;)。

    さて、ここまでの文章を読んだ限りでは、私が原発擁護派であるかのように感じられることでしょう。
    ただし、原発擁護派のロジックにも穴が空いています。それについては翌日の日記にて。

  • 2000年10月30日 00時52分02秒
    原発を巡るトラブル・台湾編(前半)

    現在、台湾が原子力発電所を巡って大きく揺れています。
    詳しくはニュース検索サイトでも見て頂ければそれでよろしいのですが、
    ことのあらましを簡単に書きますとこんな感じになります。

    元々、台湾北東部にある北東部の台北県貢寮で、台湾4番目の原子力発電所の建設計画が進められていました。
    この新しい原子力発電所は国民党政権時代に計画されたもので、既に工事が30%ほど進んでいます。
    ところが、張俊雄・行政院長(首相)が2000年10月27日に記者会見を開き、建設計画を中止すると言い出したのです。
    計画中の原子炉が事故を起こしやすい型だったことや、ヨーロッパを中心に脱原子力政策が展開されていることなど、
    民進党政権が下した決断にはそれなりの合理性というものが存在します。
    ところが、これに業を煮やしているのが国民党の皆さん。
    28日になって、第4原発の建設を定めた「国家エネルギー発展条例」の制定と、
    立法院で承認された予算案を行政院に強制的に執行させる予算法改正を進める考えを明らかにしました。
    ところが、彼らの言い分には致命的な問題点がありまして……

    (1)第4原発以外の原発の新規建設を凍結する
    (2)既存原発も早期廃止する
    (3)第4原発の建設は継続する

    ……とまあ、(1)(2)と(3)が直接矛盾しているんです。
    当然、この穴は民進党から突っ込まれることになりまして、両党の対立は益々エスカレートしているわけでございます。

    ちなみに、この決定に対する台湾国民の意見は支持31%、不支持42%(台湾紙・中国時報)。

    この問題は日本も他人事では済まされないのですが……(以下は翌日へ続く)。

  • 2000年10月28日 23時50分26秒
    日本シリーズ決算

    気がついたら終わってました(T_T)。
    結果は御承知の通りジャイアンツの日本一。
    これで近所の弁当屋の安売りセールの延長が確定しました(^^;)。

    最近聞いたバカな噂ですが、
    「ジャイアンツの長嶋監督を公選法改正後の参議院選挙比例区に出そう」
    ……という声を聞きました。
    今年引退していたら有り得ない話ではなかったのですが、
    この感じでは今年の引退は絶対に無さそう(^^;)。
    喜ぶべきやら悲しむべきやら……。

  • 2000年10月27日 22時32分13秒
    3桁の限界を突破?

    WindowsというOSには、アクセサリとしていくつかのミニゲームが用意されています。
    その中の1つに「マインスイーパ」というものがございますが、
    福岡に帰省している間にこのゲームをプレーしたところ、上級編で109秒という新記録を達成しました。
    ただ、これは実家のパソコン(VAIO+Windows Office 2000)での話。
    東京に戻って同じゲームをWindows98の上でプレーして見たのですが、
    こちらのほうは全然クリアタイムが更新できません。132秒から記録が更新されません。
    困り果てて「どうしてこんなに時間が違うんだ」と悩んでいたのですが、ここで、
    2つのパソコンの間にある決定的な違いに気付き思わず愕然。

    マウスの使い易さが全然違う。

    ……というわけで、マインスイーパの為だけに、マウスの買い換えに踏みきるべきかどうか悩んでいる今日この頃です(--;)。

  • 2000年10月24日 22時48分43秒
    舌禍

    ここ1年の日本の政界を読み解くキーワードはズバリ「舌禍」です。
    政治家自身の口の軽さやごく一部の議員のモラルの低さ、
    それと日本という国家が情報の機密保持に無頓着であり、政治家が情報の重要性をまるで理解していない点など、
    失言が出るにはまさにうってつけの環境(^^;)。笑いたくなるやら泣きたくなるやら……。
    「拉致されたと疑惑が持たれている行方不明日本人が
    第三国で発見されるような格好にして事態が解決できないものだろうか」
    という某氏の発言がどこからか(^^;)漏れ出したという事件ですが、
    これは今までの失言の中で最も危険なものの1つに数えられます。
    「第三国発見方式」の是非は別問題にしても、
    このようなレベルの高い外交機密をうっかり漏らしてしまうというのは、正直言って頭が痛い話です。
    この種の話は事件が完全に解決してから公表すべきなのに、それができなかったというのは、
    当事者に政治家──少なくても外交官として活動する資格に欠けているとしか思えません。
    もっとも、日朝の関係修復ムードに水を差す意図で故意に情報を漏らした(可能性は否定できないはず)となると、
    外交情報の管理の甘さとは全く異なる論議が必要になりますが……。

    更新のほうですが、色々な場所が色々と書き換えられています。
    新しく出現したリンクは2ヵ所ともお勧めの場所です。ファンの方は是非御覧下さい。

  • 2000年10月23日 18時49分09秒
    展望、野望、そして妄想(^^;)

    書きたいネタはあるのに時間が無い。
    最近はそんな状態が続いています。
    で、その書きたいネタなのですが、実は2本ほど転がっています。

    (1)『緑の大陸の伝説』関連の小説
    内容としては、既に公開されている『異端審問所の記録』から20年ほど前の話になります。
    今度は本当に軍記物になる予定です。

    (2)『ソードワールドRPG』キャンペーンのシナリオ(+シナリオソース)
    TRPG『ソードワールドRPG(以下「SW」)』に登場する、西部諸国を舞台にした話です。
    東部諸国や中原諸国とは異なり、どこかぶち切れた(^^;)設定が山ほど転がっている世界です。
    今回のキャンペーンは、これらのぶち切れた設定を総動員して(^^;)、どういう話が出来上がるかを試みるものです。
    現在、東京大学のゲームサークル大都会で通年キャンペーンとしてプレー中なのですが、
    完成したシナリオは実に「まっとう」なものとなりました。
    戦闘バランスは程よいくらいにデッドリーですし(^^;)、
    プレーヤーはシナリオに対して色々と頭をひねって考えてくれています。
    TRPGのシナリオを「GMとプレーヤーの『知恵比べ』」のような感覚で作ることが多い私にとっては、
    プレーヤーが必死になって難問やトラップに取り組み、
    戦闘において最適解を求めるべく計算を繰り返す姿は見ていて非常に気持ちが良いもの(^^;)でして、
    その意味ではベストに近いキャンペーンを続けることができています。
    ただ、オンラインで公開予定の品物はシナリオその物よりもシナリオソースみたいになりますので、
    読み難いこと請け合いでしょう(^^;)。

    西部諸国の設定は一見するとバラバラですが、ちょっと推論を加えるだけで、
    見事なまでに全てのピースが収まるべきところに収まっていくのです。
    しかし、これだけでは面白くありませんので、いくつか裏設定を加えてみると、
    われながら驚いてしまうような大どんでん返し(?)が出来上がりました。
    『SW』の一般常識とは矛盾する設定ですが、状況的に見て「こうなる可能性がそれなりにある」という
    結論が得られました。で、それをキャンペーンで実践中です。
    しかし、結論を知ったらプレーヤーは悶絶するでしょうなあ(ニヤリ)。

    「法学部で政治学を学んだ人間がコンピュータゲームライクなシナリオを作るとどうなるか?」
    その答えが提示される……はずです。

  • 2000年10月23日 01時12分07秒
    2連勝

    日本シリーズが2戦終わりました。
    御存知だと思いますが、結果はホークスの2連勝。
    ファンであり福岡出身である私としては嬉しい限りです。

    それにしても、あれだけの補強を実施しておきながらチャンピオンフラッグを取られてしまうとなると、
    ジャイアンツのフロントや監督には、色々と文句や苦情、非難の言葉が出ることでしょうなあ。
    東京ドームの始球式に金メダリストを呼んだことだけでも非難轟々なのに。
    ここ最近の1〜2ヶ月だけで、アンチジャイアンツの人間が山ほど増えたように思えるのは私だけでしょうか?

  • 2000年10月19日 17時19分09秒
    最新ニュース(嘘)

    最近は、インターネットでニュース見ることが非常に多くなりました。
    世間一般では全く知られていないようなニュースを知ることができるので、これがなかなか重宝するものです。
    現在では、YaHoo!ニュースに毎日のように出入りしています。

    さて、その中で、私が気になったニュースをいくつかリストアップしてみたいと思います。

    2000年10月19日(木) 13時45分
    ノーベル文学賞の高氏、中国帰国の可能性を否定(ロイター)


    予想通りの展開、というのが本音ですね。
    ノーベル賞のうち、平和賞・文学賞の2つについては、昔からその政治性が問題とされていました。
    東ティモールの人権活動家やチベット仏教の法王にノーベル平和賞が授与された時にも、この問題が取り上げられていました。
    曰く「ノーベル賞を政治的に利用している」と。
    それを言い出したら、アカデミー賞も(以下検閲削除)

    2000年10月18日(水) 22時28分
    湾岸戦争従軍の英国兵、階級により健康状態に差(ロイター)


    このニュースには純粋に驚かされました。
    階級によって健康状態に差があってもおかしくはないとはいえ、こまで差が激しいとは全く考えていませんでした。

    2000年10月18日(水) 13時15分
    米陸軍、来年からブラックベレーを採用(ロイター)


    へえ、なるほど。これもびっくり。
    だとすると、グリーンベレーは「陸軍の象徴」ではなく「陸軍のエリートの象徴」となるわけですか。

    2000年10月18日(水) 20時30分
    <ユーゴ>新大統領の組閣要請を拒否 モンテネグロ大統領(毎日新聞)


    ついこの間からセルビアとの不仲説が囁かれている(^^;)モンテネグロからの話題です。
    ミロシェビッチ氏からコシュトゥニツァ氏へ平和裏(?)に政権が移行したユーゴですが、混乱はまだ当分続きそうです。
    新大統領のコシュトゥニツァ氏はかなり頑固なセルビア民族主義者。
    コソボやモンテネグロを独立させるほど気の大きい人ではないようです。
    コソボ自治州のアルバニア系住民からは、
    「ミロシェビッチ氏が大統領だった時のほうが、独立運動はやりやすかった」という、
    ジョークなのか本気なのか分からないような言葉まで飛び出しています。
    この民族紛争は、まだまだハッピーエンドから程遠いようです。

    2000年10月18日(水) 15時7分
    アフガニスタンのタリバン政権、午後のスポーツを禁止(ロイター)


    そこまでするかあんたら(苦笑)。

  • 2000年10月15日 23時15分44秒
    業務連絡

    明日から、私用につき福岡へ帰省します。
    そのため、1週間ほど、日記を含む全コンテンツの更新が遅れることになります。
    この期間中に投稿を行われた場合、本HPへのUPは10月23日以降になります。何卒御了承下さい。

  • 2000年10月15日 02時14分17秒
    ペースシャトル「ディスカバリー」を地上から見てみませんか?

    若田光一さんら7人が乗り組む米スペースシャトル「ディスカバリー」を地上から見てみませんか?

    嘘だと思われるかもしれませんが、これは実際に可能だそうです。 http://kibo.tksc.nasda.go.jp/
    が提供して下さっている情報によりますと……

    >  宇宙空間で建設中の国際宇宙ステーション(ISS)。完成するとサッカー場くらいの大きさになります。現在の大きさは全長約44mもあります。条件がそろえば、日の出前と日没後の2時間ほどの間に地上から肉眼で見ることができるのです。
    >  若田宇宙飛行士が搭乗するスペースシャトルは、打ち上げ3日後にISSとドッキングして、そのまま7日間飛行します。全長37.2mのスペースシャトルと全長44mのISSがドッキングするのですから、ドッキング中はさらに明るく見え、最も明るいときには1〜0等星並みかそれ以上になるでしょう。

    ……ということだそうです。意外と明るいんですね。
    このHPには、国際宇宙ステーションとスペースシャトルの目視予想情報が紹介されています。

    なお、目視予測情報は
    倉敷科学センターでも紹介されています。

    時期限定の話題かもしれませんが、お暇な方はどうぞ。

  • 2000年10月12日 23時14分29秒
    本来ならば喜ぶべきことだが

    「イチロー選手がアメリカ大リーグに行くかもしれない」というニュースが流れています。
    野手としては日本人初の快挙であり、この選手の実力ならば
    アメリカでも十分に通用するのではないかと考えられています。
    イチロー選手本人もやる気十分であり、
    実際に行くとは決まっていないにもかかわらず、アメリカでの活躍に早速期待が寄せられています。

    一介の野球ファンとしては純粋に喜ばしいこと……のはずなのですが、
    個人的には少し寂しいような気がします。
    言葉を変えれば、日本から優秀な選手が「流出」しているのと同義なのですから。
    スター選手の流出の結果としてのプロ野球(特にパリーグ)の「空洞化」は何としても避けたいところで、
    何とかして対策を講じなければならないのではないでしょうか。
    人材交流を止めることは不可能ですので、別の対策が必要になるのですが……。
    だからと言って、安易に1リーグ化を進めてしまうのも困りものですし……。

    世間は「今度の日本シリーズがON対決になる」と騒いでいるようですが、
    対決が終わったら、今後の日本のプロ野球のあり方について
    真剣な討議が必要になるのではないでしょうか。
    ジャイアンツ人気に便乗してプロ野球を盛り上げることには限界がありますから。

  • 2000年10月11日 23時43分30秒
    個人破産の危機(ただし私のことにあらず)

    これはNTV系のワイドショー『ザ・ワイド』で聞いた話です。
    私は著作を読んだことはありませんが、花井愛子さんという女流作家の方がいらっしゃいます。
    かつては「少女小説界の女王」と称され、トータルで数千万部のセールスを記録した方ですが、
    この方が個人破産直前に追い込まれている……というニュースを聞きました。
    詳しい話は某週刊誌に載っているそうなので、そちらを参考にしてもらいたいのですが、
    いくつかのミスと不運が重なり、3億円ほどの個人資産を全て失った挙句に
    1億円の借金を残してしまったのだそうです。

    で、花井さんの「破産劇」で何があったのかというと──

    (1)自分の資産運用を母親名義で母親に任せていた
    (2)バブル期の市場価格で自宅・別荘などのローン返済計画を立てていた
    (3)母親の死亡に伴い資産の名義が父親のものになったが、その父親に異母子(除籍していた)が存在した
    (4)父親が死亡した時に異母子が相続権を主張した

    ※現行法では、除籍後の異母子も遺産相続権を持つらしいです。
    (5)資産相続のトラブルを全て処理し終えた時にも、購入した不動産のローンは残されていた
    (6)しかし、バブルがはじけた後で価格は購入時の半分以下。


    ──で、この不動産ローンが1億円ほど残ってしまったから、途方も無い窮状に追い込まれてしまったわけです。
    こうしてみると、不幸続きにも思えるのですが、
    自分の資産の名義を他人のものにしてしまったというミスだけはどうしようもありません。

    花井さんの件から得られる教訓ですが、これは単純明快。
    自分の金くらいは自分で管理しましょう。


  • 2000年10月11日 05時26分31秒
    羊さん暴走中

    『DQVII』の攻略が大分進み、ついにラストダンジョンも登場しました。
    しかし、さいごのカギがラストダンジョンにしか登場しないというのは、本当に「最後」ですね(^^;)。

    さて、現在のパーティーで猛威を振るっているのが羊飼いの【どとうのひつじ】。
    敵全体に対してランダムで4回攻撃。敵が1体だった場合は4連続攻撃になります。
    ミスすることがあるのが難点ですが、運が良ければトータルで400ダメージが入るという恐ろしさ(^^;)。
    ひどい時には、この技を1ターンに3連発することもあります(^^;)。

    羊に踏み殺される敵ボス……いとあわれ(^^;)。

  • 2000年10月10日 02時14分54秒
    雑多な連絡事項

    日記……と呼べるほどのことではありませんが、連絡事項が1つ。
    現在、S.N.様から御紹介がありました『Campus』の攻略を開始しております。
    10月13日までに報告がまとまるのではないでしょうか。

    なお、ヴィジュアルノベルの「推薦」につきましては、「恋愛」の部分を無視しても
    一向に構わないこととします。……そのほうが集まりやすそうだし(^^;)。

  • 2000年10月09日 06時28分13秒
    新聞販売店の苦悩

    ついこの間、私の家に某大手新聞社の新聞販売店の人が現れ、
    「新しく3ヶ月間、●●新聞はどうですか?」と勧誘していました。
    ここまででしたらどこにでもある光景なのですが、問題はここから。
    「今、購読を始めましたらこれを……」と言って、その人が取り出したのは……

    ●川崎市内にある有料施設の招待券(3枚)
    ●某大手ビール会社のビール券(6枚/1枚あたり470〜500円で換金可能?)

    これは違法らしく、新聞販売店の人も「これは内緒で」と話していました。

    ここまでしないと新規購読者を獲得できないのでしょうか?
    現在でしたら、オンラインで新聞を読むこともできますし、
    最新のニュースはインターネットやケーブルテレビ経由で配信される24時間ニュース番組
    (BBCとかCNNとかNNN24とか)で入手できますからねえ……。

    それとも、私の家に現れた新聞社のシェアが落ち込んでいるためなのでしょうか?
    国際関係の変化に伴い、その姿勢が「時代遅れ」と批判されることのある会社ですし……。

    ちなみに、私がその新聞社と契約を交わしたかどうかについては、「謎」ということで(^^;)。

  • 2000年10月08日 00時45分48秒
    福岡市民(多分)狂気乱舞の日

    親が東京に来ていたので一緒に飲みに行っていたのですが、
    当然(?)のように、優勝間近のホークスのことが話題になっていました。
    そして、家に戻ってみたらパリーグでの優勝が決まっており、早速ビール掛けが行われていました。
    ホークスのファンである私の両親は大喜びしていましたが、
    福岡市民全部がそうかと言うと答えはNo。相当数のライオンズファンの方もおられます。
    野球のファンなら御存知でしょうが、
    福岡にはかつてライオンズが球団本拠地を置いていた時期があり(この時のオーナーは西日本鉄道)、
    その縁で熱狂的なライオンズファンになっている方も相当数いるのです。
    現に、私の高校時代の先輩の1人はそういう事情でライオンズファンになっていました。
    タイトルに「多分」という言葉が入っているのはそのため。

    しかし、今、福岡に戻ってみたら、どのテレビ局(地元局)も、そんな事情はお構い無しに
    ホークスの優勝を祝う番組か特番を流しているんでしょうなあ。
    ……まあ、ホークスファンである私にとってはそれでいいのですが(^^;)。
    全国ネットで、「東京の地方球団」であるはずのジャイアンツの優勝特番を流されるのに比べればまだましかも(苦笑)。

  • 2000年10月06日 23時41分07秒
    地震

    ニュースで御存知だと思いますが、
    今日、鳥取県西部を震源とする強い地震が発生しました。
    建物などの被害は大きい模様ですが、
    死者が出ていない(10月6日午後9時45分現在)のが不幸中の幸いです。

    それにしても、災害の時にどうしても頼りにしてしまうのがNHK。
    今日も、地震発生直後に番組を全て打ち切って地震速報を流し始めていました。
    準国営でなければできない荒業、さすがです。

  • 2000年10月05日 22時58分50秒
    ゲーマーにとって困った事態とは

    クリアしていないゲームが溜まっていく状況ほど、ゲーマーにとって胃が痛くなる状態はありません。
    現在、私の手元には『DQVII』を含め4本のゲームがクリアされていない状態のまま置かれています。
    いずれも、クリアには結構な手間が掛かる作品ですので、
    4本全てをクリアするのがいつになるのか、全く分からない状態になっています。
    『DQVII』だけでも早いところクリアしたいのですが……。

    本日は、ゲーム関連のコラムが2つ更新されています。
    いずれもギャルゲー関連のコラムですが、紹介されるソフトの数は1本だけです。
    そのため、かなりの軽量版となっております。
    この2つのコラムについては、新しいソフトが到着次第、同じページに上書きしていきたいと考えています。

  • 2000年10月04日 23時20分15秒
    風邪を引いた日

    今日は風邪を引いて頭がボーっとしているので、日記で詳しいことを書くだけの気力がありません。
    本当は、第5次中東戦争へのカウントダウンが迫っているパレスチナ情勢や、
    第1回のテレビ討論会が行われたアメリカ大統領選挙について
    ちょっとしたコメントを付け加えたかったのですが、余裕がありません(T_T)。
    詳しくは明日以降の日記を御覧あれ。

  • 2000年10月04日 02時06分44秒
    『DQVII』攻略記(3)

    本日も『DQVII』の話題です。
    現在、ゲーム開始から30時間が経っていますが、まだレベルが20もありません。
    このゲームは後半になるとレベルアップの速度が低下しがちなので、
    最後になるまでには何時間掛かるのかを今から考えると……(--;)。

    ストーリーはいつもながらのドラクエチックな展開。悪く言えば「ありきたり」ですが、その分、安心して楽しめる内容です。
    ハーブ園を巡る男女の愛憎劇はなかなか見応えがありました。

    どうでもいいのですが、1つ素朴な疑問が。
    私の魔法使いは【ベギラマ】よりも高性能である【イオラ】を先に習得しました。
    ちなみに、彼女はまだ【イオ】を習得していません。

    ……バグってことは無いですね?

  • 2000年10月02日 23時29分51秒
    ゲームに関する話×2

    まずは、前日の『DQVII』の事後報告。
    どうやらバグではないことが判明しました。
    あのゲームには「現代編」と「過去編」という別々のワールドマップが存在しているようでして、
    問題の石版は「現代編」に登場する鉱山の最深部で発見されました。
    それにしても、死者蘇生の料金が安く感じられるのは私だけでしょうか?

    続いて、『Miracles do not come true.』の追々記。
    美坂栞の病気に関して、大学時代の親友の方から貴重な御意見を頂きました。
    転載の許可は頂いておりませんので詳述はできませんが、
    「病名・病状を描写することによって発生する微妙な問題を回避するという点から見れば、
    病気の実名を出さないことも容認されるのではないか」

    という趣旨の御意見でした。多分……これであっていますよね?
    指摘されて「確かにそう言われてみればその通りかも」と思わずはっとしました。
    特に『Kanon』の場合はグッドエンディングで奇跡による蘇生の描写が用意されていますから、
    病名を出してしまうと、現実に闘病中の方には失礼なことをしてしまうことになるわけです。
    言われてみれば納得できる話です。御意見を提供して下さったことに非常に感謝しております。

    しかし……これで「スタッフは実は何にも考えていなかった」というオチがついたらどうしようか……(--;)。

  • 2000年10月02日 00時02分21秒
    やっとのことで日記更新

    私用と緊急事態が目白押しだった12日間(--;)が終わり、
    ようやく更新再開となりました。
    更新すべきネタは山ほどあったのですが、ジオシティーズのサイト全体が落ちてしまったのでは
    ちょっとどうしようもないかな……。

    お題1:
    私の下宿先のすぐ近くに、とある弁当屋があります。
    この弁当屋、理由は分かりませんが物凄い巨人ファンなのです。
    単に「大の巨人ファン」という一言で片付けられる程度のものではないらしく、
    巨人が買った次の日には「弁当全品30円引き」というサービスをしてしまうほどです。
    そういうわけで、今年は連日のように安売りが行われています。
    一応、私は巨人ファンではありませんが、
    食品の値段が下がることは極めて喜ばしいですので(^^;)、
    いつもありがたく利用させて頂いております。

    ……で、セリーグのペナントレースが決着した今、
    9月27日の東京帰還後に始めて弁当屋に立ち寄ってちょっとびっくり。

    「1週間、弁当全品50円引きセール」(惣菜は30円引き)

    こんなセールをやって赤字にならずに済むのか、私としては非常に気になりましたが、
    ちょっと恐くて聞けませんでした(^^;)。

    お第2:
    現在、『DRAGON QUEST VII』の本格的な攻略を開始。
    戦闘のエンカウント処理が3秒以内という夢のような環境(^^;)でプレーしております。
    ところが、DISC1序盤でかなり困った事態に。

    石版が集まらない。

    3個目の島を出現させるために必要な石版のうち、
    1枚だけがどうしても見つからないのです。
    宝箱やツボは全て調べ尽くしているつもりなので、どうしようかと本気で頭を悩ませています。

    バグに引っ掛かったとは信じたくないのですが……。




玄関(トップページ)