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2002年8月の図書館長日誌

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サロニア私立図書館・玄関へ戻る日誌収蔵室で過去の記録を閲覧する

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  • 2002年8月23日 17時42分45秒
    今日の日誌は雑記みたいになってしまいました

    「『非電源系ゲームオフ』相談オフ」かあ……非常に気になる……。


    さて、こちらは気候の急激な変化により風邪をひいてしまい、
    何をするにも頭痛との格闘をしなければならないという参った状況に陥っています。
    そんな中で、マスメディアの問題を考えさせられる事件が2つほど耳に入ったので御紹介。

    1個目は、アメリカで放送された「アルカイダの『毒ガス実験』」の映像。
    この映像を流したとされるCNN、CBSなどは取材源に対して金を払い、「テープを買い取っていた」らしいというもの。
    CNNの場合ですと、その映像の「お値段」は約3万ドルだったとのこと。
    3万ドルという値段設定が妥当なのかどうかは別にして、
    金を払ってまでニュースネタを仕入れようという姿勢には若干の違和感を覚えてしまいます。
    青森県住宅供給公社巨額横領詐欺事件の被告人の妻だったチリ人女性が日本のメディアに対して取材料を要求したり、
    埼玉県で発生した保険金殺人事件の被告人が、マスコミ相手に有料の記者会見を開いていたことなど、
    日本のマスコミも決して他人事じゃないんだよなあ。

    2個目は、8月15日付の『ニュースステーション』で放送された南京大虐殺関連の特集に関する疑惑
    現在76歳(南京大虐殺当時11歳)だった人物が、南京大虐殺当時に従軍していたかのような言動を見せていたため、
    マスコミ嫌いの人間だけではなく日本国内の反中国派やら右翼やら反発を買っているというもの。
    事件発生から既に65年が経過しているため、現在から当時のことを振り返って正確なところを知るのはおそらく不可能。
    その上、イデオロギー色の強い人間が歴史の捏造を行うのは思想の左・右を問わず決して珍しくないことなので、
    中国政府側の発表も、日本の反中国系団体の言い分も、どちらも鵜呑みにすることができません。
    事件発生当時に南京の外国人街にいたドイツ人宣教師の日記など、比較的信頼できる資料から知る限りでは、
    戦闘行為ではない何らかの大量殺人が行われていたのは確かだと考えられます。
    しかし、捕虜を大量に殺害していただけか、文字通り民間人に対する虐殺が行われていたのか、
    それとも民間人の服を着てゲリラ戦をやっていた人間を処刑したのが「民間人の虐殺」となったのか
    ──その内実を正確に知ることは全くできません。
    無論、報道機関がニュース番組で嘘をつくなんてことは言語道断ですが、
    南京大虐殺の話が捏造だろうが事実だろうが、「11歳の人間が従軍している」というのは笑うしかありません。
    専門家によると、問題の特集には他にも軍事的な問題点・疑問点が多数あるようですが、
    私はそこまで詳しい話は知らない人間ですので、これ以上のコメントはパス。


    ゲームのネタバレ云々に関しては私も言いたいことがあったのですが、今はまだ頭の整理ができていません。
    折を見つけて、改めて書き直したいと思います。

  • 2002年8月17日 20時21分12秒
    たまにはゲームの話題で更新を

    ゲームを1本クリアしたのと、18様からの投稿を頂いたのを気に、ゲーム関連の記事が更に増えることになりました。
    今回増えるのはゲームのレビュー3本。
    このうち、18様からの投稿となった『GUARDIAN』については、ここで詳しい紹介がされていますのでそちらを御覧下さい。
    日誌上では、残る2作品のレビューを行いたいと思います。

    ●4年越しに復活した超大作の「続編」にして「プロローグ編」 〜 『Xenosaga Episode I』

    原作となったのは1998年にSQUAREが出した『Xenogears』。
    当時のスタッフの一部が独立してモノリスソフトを立ち上げ、こちらのソフト会社がnamcoと共同で
    開発を続け、今年の年明けに完成を迎えた大作である。

    『Xenogears』当時から高く評価されていたイベントシーンの演出がほぼ全てCV付きとなり、
    映画を思わせるような巧みなカメラワークと音楽手法も加わったため、その完成度はより一層高まっている。
    また、戦闘システム面では、ブーストのルールやスキルの概念の導入、
    必殺技やエーテル能力のシステムが改善されたことなど、『Xenogears』当時よりも高い完成度を誇っている。

    ただし、イベントシーンの関係上、パーティーが戦闘をすることも無いのに、
    ダンジョン内を1時間以上歩き回らなければならない個所が数ヶ所登場したり、
    メニュー画面の処理速度が、同時期に出ている他のRPG(例えば『FF10』など)と比較して遅い点
    (これはメニュー画面内の処理で色々な画像エフェクトを用いているせいだと思われる)など、
    操作性に関して気になる点がいくつか見られた。

    あと、ダンジョン探索パートとイベントパートが完全に分離してしまっているため、
    イベントを見るだけでもゲームを満喫した気分になり(これは脚本・演出の完成度があまりに高いことの裏返しでもある)、
    ここをどう評価すべきか悩むところである。
    他にも、ゲーム中でのBGMの使われ方が明らかに「ゲーム」ではなく「映画」を意識したものになっており、
    ここでもユーザーの好みが分かれてしまいそうである。戦闘のBGMも2種類(ノーマル/ラストバトル)しかないし……。

    なお、本作品の登場人物は、メインキャラ6人よりも
    アレン、アルベド、バージルなどサブキャラのほうに名キャラと呼べる人物が集まっているようである。

    操作性音楽画像ゲーム
    システム
    設定人物脚本主観評価合計
    71010910910+2590



    ●マスコミ関係者はプレー必須か? 〜 『ペルソナ2 罪』

    ATLUSの出したRPG『女神異聞録ペルソナ』の続編となる作品。
    人口130万弱の政令指定都市で発生する様々な怪事件、奇想天外な預言の成就と天変地異などを通じ、
    主人公となる高校生達が自分自身の存在意義を見つめ直し、一連の事件の背後に潜む「はいよる混沌」と対峙する話。

    「『噂』が文字通りの現実となる」という世界設定が存在するため、
    後半に進み「噂」が破天荒なものになるに従い事件の規模が急激に拡大、
    最初は主人公の周囲で起きているちょっとした問題だったはずの事件が、最後には世界の命運にも関わってしまう。
    その特異な世界設定故に、プレーヤーには伝わり難い部分があるのだが、
    本作品では「噂の恐ろしさ」や「マスコミの持つ影響力の大きさ」など現代の情報化社会に潜む闇に光が当てられている。
    メディアリテラシーという概念がほぼ完全に欠落している今日の日本人にとって、
    本作品で主人公達と世界を襲った災厄は、荒唐無稽なものであると同時に決して他人事ではないのである。

    また、ダンジョンの完全3D化(斜上からダンジョンを俯瞰し、キャラを操作することになった)や
    ペルソナ召喚ルールの大規模な改変(悪魔合体の放棄)など、
    『女神転生』シリーズの初心者がプレーすることを念頭に置いたゲームシステムの大々的な変革も見逃せない。

    なお、理由は不明だが、オープニングムービーのBGMや歌・CVなど、音声データの再生時に音が乱れることが非常に多い。
    (PS本体のバージョンが変わればちゃんと再生されるようになるのかどうかは未確認である)

    操作性音楽画像ゲーム
    システム
    設定人物脚本主観評価合計
    59910910103092



  • 2002年8月11日 21時24分50秒
    OFF会・備忘録

    昨日は『ONE卒業文集』のオフ会が開かれました。
    浜松町で行われたオフ会には私を含め13人が集まっていたのですが、
    オフ会のメインパートは有明のレストランだったようで、こちらにはもっと大勢の方が顔を出していたようです。
    その詳細については多分こちらの方が日記を書いてくれるであろうことを期待し、ここでは何も触れないことにします。

    私が参加したのは、全体の中では2次会・3次会となる部分であり、
    こちらではアルコールも入り、それぞれの場所で色々な話に興じていました。
    私は、火塚たつやさんうっちーさんと、うっちーさんの大学〜大学院時代からのお知り合いの方と
    かなり大量のアルコール摂取しながら3次会までずーっと話し込んでいたわけですが、
    ここではギャルゲーとはあまり(殆ど?)関係の無い、政治や法律・技術・歴史など硬派の話題が飛び交っていました。
    その中で、酒宴から24時間経過した今でも記憶に残っている面白い論議の一部を紹介しておきたいと思います。
    当然、アルコールが入っていたせいで、思考能力や記憶力が若干低下していた部分もあり、
    正確な記録には程遠いものですが、そこは御容赦を。

    ●インターネット社会における情報弱者の保護
    ここでいう「情報弱者」とは、「インターネットに繋げない」など物理的にネット社会から切断された人間だけではなく、
    「インターネットに繋げるようになったばかり」「コンピュータの知識には物凄く疎い」といった技術的弱者も含みます。
    彼らがネット経由で個人情報・機密データの暴露など攻撃に晒された場合、いかにしてその権利を「保護」するのか?
    普通に考えますと、攻撃の性格上、事後的な金銭的救済と攻撃者への法的制裁が関の山ですが、
    法律家の間で続けられる論議はまだまだ入口付近に留まっているのが現状らしく、
    インターネット社会を所与の前提として受け入れている若手研究者と、インターネット社会に疎い年配の方々との間で、
    そして法律家と技術者との間で論議が噛み合わなくなることも決して珍しくは無いんだそうです。
    この席上(最初に言い出したのはうっちーさんだった)、非常に興味深い意見として出て来たのが、
    「カウンターハッキングを行う民間会社が出現してもおかしくないのではないか」というもの。
    この話も、頭の固い法律家の手に掛かってしまうと、
    「カウンターハッキングを依頼する部分で金銭的な問題が発生し、経済弱者が権利救済を受けることができなくなる」
    「カウンターハッキングは権利侵害に対する過剰な自己救済になる」という反対論で却下されてしまいそうですが、
    4人の間では非常に興味深い話として受け入れられていました。

    ●インターネットで直接民主制は実現できるのか?
    各個人がネットに接続可能な端末を保有し、ビット数拡張(1024→2048、4096……)による暗号化の技術が進展すれば、
    理論的・技術的には、完全な電子政府と直接民主制の実現が可能になります。
    今の日本では、国会での論議停滞など、いわゆる間接民主制が本当に機能しているのかどうか
    首を傾げざるを得ない部分もあり、そこが直接民主制待望論の根拠となっています。
    その一方で、衆愚政治に陥る(今の日本も衆愚政治化しているのではないかという疑いを持たれていますが)危険性や、
    国民の政治への感心が分散化する(自分が興味を持つ分野に対してのみ投票権を行使するようになる)危険性、
    政治参加の義務化に対する反発など異論も多く、どっちが良いのか明確な結論はでそうにありませんでした。
    4人の間では、「住民投票などを活用し、小さな自治体で直接民主制を試してみないと分からない」という
    ある意味前向き、別の意味で後ろ向きな結論に落ち付きましたが……。

    ●ヨーロッパにおける右翼の存在意義
    ここ数年のヨーロッパの政界を良くも悪くも騒がせている、各国の民族主義勢力や右派政党の数々。
    ホロコーストの記憶を今日でも継承するヨーロッパや、政治的には左派のスタンスを取ることが多い日本のマスコミでは、
    彼らは「ヨーロッパ政界におけるヒール」として扱われている感があります。
    しかし、我々4人が論議した際には、
    「極端に過激ではない右派勢力だったら、
    欧州統合主義者のカウンターパートとして十分な存在意義があるのではないか」

    という意見が出されていました。
    古来から「カトリック教会⇔国王」「国王⇔封建領主」「EU⇔各国政府」というように、
    一種の二重権力が定着している今日のヨーロッパでは、
    両者のバランスが崩れるとまずいこと──戦争・革命などが発生する歴史が存在します。
    現在、ヨーロッパではマスコミとエリート層(の多くだと思う)がヨーロッパ統合へ突き進んでいますが、
    そんな中で統合に反発する右派勢力が台頭し一定の支持を得ているという事実は、
    「反動主義」として頭越しに否定すべきものではなく、
    「ヨーロッパ人の不思議なバランス感覚の現れの一端」という肯定的(?)な面があるという事実も
    我々はちゃんと考えるべきなのかもしれません。
    日本の知識人やマスコミに言ったら叩かれるかもしれない考え方ですが……。


    ──というように、我々は同人誌即売会のオフ会で、同人誌とはあまり関係の無い話題で盛り上がっていたわけです(爆)
    ちなみに、現在も二日酔いによる頭痛が続いています(涙)

  • 2002年8月9日 22時01分35秒
    政界ドラマ『再編』・第7話感想文

    本当は、今日の日誌の中身は牛肉偽装疑惑になる予定だったんですよ。
    ですけど、昼間に飛び込んだ若干唐突なニュースのせいで、その予定が狂ってしまいました。


    本日のドラマの「主役」となったのは、前外務大臣の田中真紀子氏。
    午後2時頃になって、半ば唐突に衆議院議長に対して辞職願を提出しました。
    これがニュースで報じられるや否や、テレビが特番を組むなど大騒ぎが展開されていました。
    辞職した御本人のコメントは午後6時20分過ぎに出されたのですが、それによると──

    (1)自民党党紀委員会による「2年間の党員資格停止」の処分のせいで議員活動が十分にできなかった
    (2)政治倫理審査会で自分に関する疑惑を完全に払拭することができなかったという印象を与えてしまった

    ──という2点を理由に議員辞職を決断したとのこと。
    辞職劇の発端となった秘書給与流用疑惑に関するコメントは発せられておらず、「謎」は謎のまま放置されています。
    流用疑惑の真相については、検察の捜査に任せる他無い状態ですので、これ以上のコメントは差し挟みませんが、
    御本人の口からもう少し細かくて具体的な説明があったほうが良かったと思います。

    さて、一般には秘書給料流用疑惑のほうが取り沙汰されている前外相ですが、
    私の目から見れば、前外相には疑惑以外にも──というよりも疑惑以外の部分で、
    政治家として大きな問題点が2つあったような気がします。
    その1つ目は「人の言うことにあまり耳を貸さない」ということ。
    これは、前外相を支援していた自民党議員など、彼女の親しい人も問題点として考えていたようです。
    今回の辞職騒ぎでも、その議員氏やブレーンの1人だった慶応大学教授などが彼女に対して、
    「もっと早い時期に国民に対して説明したほうが良い」と進言していたのですが、
    前外相はその進言を無視し、結果的に自民党の党員資格停止を受けるなど傷口を広げてしまいました。
    また、外務大臣時代にも、これまで外交に携わった経験や知識が殆ど無い
    (英語を自由自在に操れる点と中国に多数のコネがある点は外相として大きな資産になり得るものでしたが、
    外交に関する知識はあまり無かったとしか思えない)以上、
    日本の外交方針や世界情勢などに関してもっと勉強が必要だったはずだと思いますが、
    在任中の言動を考えるに、外交のことをしっかりと勉強し官僚の意見・情報に耳を貸していたのかどうか
    疑わざるを得ませんでした。
    事務方との対立という別の理由もありますが、その勉強不足という面が原因(の一部)となって、
    外務大臣を通らずに外交方針が決められてしまうという異常事態を招いてしまったのです。
    事務方との対立が噂され始めているのにもかかわらず、外交政策の展開に重大な支障を来していない現外相と比較すると、
    外務大臣としては不適格だったという印象が拭いきれませんでした。

    で、私がもう1つの問題点と考えているのは、「真紀子節」の別名で、マスコミで囃し立てられていた話術。
    おそらく、一般の国民──特に主婦層に対して彼女の評判が良かった理由はここに求められるのですが、
    私に言わせれば、ここも問題点だと思います。
    今日のニュースで、前外相の議員時代からの発言の数々が編集されたVTRがニュースで流されていまして、
    私もそれを見て「真紀子節」の数々を再確認してみると、
    彼女の発言の多くには、「評論家としての切り口の面白さと舌鋒の鋭さ」という良い面がある一方、
    「政治家が行う発言としては問題のある表現が多い」という悪い面があったように感じられます。
    参議院選挙の応援演説で候補者のことを「この人のことはよく知らない」と評した一言は明らかな失言ですし、
    小渕元首相(故人)のことを批判する際に「頭の血管がプチっと切れてそのまま“御陀仏”になった」という
    表現を用いていたことも正直言って感心できません。
    彼女の「外務大臣としての人気」を高めることに役立った「伏魔殿」発言も、
    外務官僚に対する心理的影響や人心掌握術の観点から言えば、名言ではなく失言に分類されるべきものになります。
    上司が部下を公衆の面前で罵倒したことに等しいわけですから、外務官僚の心中が穏やかになるはずがありません。
    これらの発言が、政治家の発言ではなく評論家の発言として行われたのなら、まだ良かったと思いますが……。

    しかし、彼女の遠慮を知らぬ(そして若干危険でもある)発言を積極的に取り上げ、
    それが国民の多く──特に主婦をはじめとする女性などに受け入れられていることを言い立て、
    彼女の人気に拍車を掛けさせ、ついには首相待望論すらも論じられるようにしたのは、
    後になって、秘書給与流用疑惑で前外相に対して手厳しい批判を展開したマスコミ自身でもあります。
    彼女は「マスコミによって生み出され、そしてマスコミによって潰されたポピュリズムの具現者」とも言えるわけです。
    私はそこに、言い知れぬ不安感を覚えてしまったのですが、これは果たして気のせいなのでしょうか?

    前外相は日本の政治家の中では頭の切れる人だと思います(外務省に関する一連の問題の核心が人事にあることを
    即座に見抜いた点はさすがだと思います、その後の対応があまりに拙過ぎましたが……)し、
    絶大なる人気のあった元首相の娘というネームバリューもありましたから、
    身の振り方とその言動さえ間違えなければ──発言をもう少し控え目にして他人の意見にも耳を傾けていたら、
    外務大臣の椅子から転がり落ちることも無かったでしょうし、
    今回の秘書給与流用疑惑でこんな結末を招いてしまうことも無かったでしょう。


    私にとって、今回の件は「ポピュリズムの流れに乗った政治家が自爆しただけ」という印象しかありませんでした。
    しかし、マスコミに対する一般視聴者の投書では、
    「惜しい人を政界から無くしてしまった」「あの人だけには期待していたのに……」「彼女を辞めさせた周囲が悪い」など
    その辞職を惜しみ、彼女に対して圧力を掛けていた自民党を非難する声が多く、
    前外相がまだ高い人気を保っていることを伺わせていました。
    外交政策を停滞させるなど外相時代の政治的成果は芳しくなかったにもかかわらず、です。

    このように、ポピュリストに対してのみ期待を抱かせるような政治情勢は決して安全なものではありません。
    このような政治不信を招いたのは、国民からの信頼を失墜させるような言動の目立つ政治家に直接の原因があります。

    でも、そのような政治家を選んでしまうのは誰のせい?

    そして、その程度の政治家を選んでしまう人間を数多く「育てている」のは誰?

    折良く国会も閉会中ですし(謎)、コミケに向かう道中にでも考えてみて下さい。



    ……で、このニュースのせいで結果的に「無視」されることになった日本ハムによる牛肉偽装疑惑。
    食肉業界のモラルハザードが批判の槍玉に挙げられていますが、
    それだけでなく、悪用されやすいような手抜きの制度を作った農林水産省の行為も十分問題のはずなんですが、
    そちらのほうにはあまり目が向けられていないような気がします。

    それにしても、日本ハムの株価は1週間で3分の2になってしまったけど、大丈夫なんでしょうか……。

  • 2002年8月5日 18時28分22秒
    ただ今、夏バテ中

    少し前の日記での記述ですが、私もこれに同意(爆)
    ちなみに、私は元ネタとなった小説のみを知っています。映画のほうは見た記憶がありません。


    さて、住基ネットがスタートしてしまいました。
    約67万人が正式不参加・約345万人が不参加の自由を認め、鳥取県が
    「ネットで重大なトラブルがあったらとっとと切断する」という警告を発するなど、
    開始前からトラブル続き、難題山積という非常に危なっかしい状態でした。
    そして、ハッキングなど致命的なトラブルは発生しなかったものの、
    文字コードに起因するバグなど細かいミスが早速発生しているようです。
    今は、完全稼動となる来年8月までに、セキュリティなど技術上の問題点が1つでも多く解決されることを祈るばかり。
    もう1つやって欲しいのは職員の意識改革。
    これは私が就職活動でお世話になった、とある有名ソフトウェア会社の総務部長のコメントなんですが、
    「情報漏洩やクラッキングなどITに関する不正行為の多くは、内部の不届き者が引き起こすものなんですよ」
    とのこと。
    前出リンクでも、職員が私的目的で犯罪者情報を検索していたと受け取られるような行為があった(しかも御咎め無し)など、
    あまり笑えない話が色々と紹介されています。

    住基ネットの考え方そのものは決して間違っていないと思いますけどねえ……。

    この他に、現在世界を騒がせているニュースとしては、
    イスラエルで続くハマス幹部暗殺への報復テロや、ウルグアイでの経済危機
    台湾総統の余計な一言が巻き起こした中台関係の緊迫化などなど……。

    明日は8月6日。どういう日付なのかは説明しませんが、この日は新聞各紙が決まって同じことを
    コラムや社説に取り上げるという珍しい日でもあります。
    マスメディア批評の参考資料集めということで、久々にたくさんの新聞に目を通すことになりそうです。

  • 2002年8月1日 22時57分40秒
    たまにはゲームの話でも……

    エビアンサミット開催決定を祝して『エビアン』を飲み干した直後です(謎爆)


    ……とまあ、それはおいといて。

    最近はあまりゲームをプレーしなくなったのですが、
    就職活動が終わったので多少の余裕も生じましたので、
    積まれたまま放置されているゲームをちまちまと進めているところです。
    今のところ攻略対象となっているのは、(何故か今更)『ペルソナ2 罪』をはじめとする家庭用ゲーム機ソフト2本と、
    PCゲーム2本(うち1本は年齢制限あり)。
    このうち、PCゲームの方は複数の理由によりソフトの紹介は差し控えます
    (どうしても知りたいという方はこっちに飛んで下さい。ちなみに18禁サイトです)。
    で、『ペルソナ2』の方はストーリーがメインのゲームであるのにまだクリアしていないので詳しい紹介は後回し。
    個人的には、過去のシリーズと比較して、操作性やゲームシステムなどが改善されているところが良いと思いましたが、
    現実と虚構が複雑に絡み合う(というよりも、いつの間にか「噂」が「真実」に化けてしまう)という
    複雑な世界設定とストーリーを完全に消化し切れていません。
    無事にクリアできたら、レビューを紹介できるかもしれません。……まあ、3年前のゲームですけど。


    さて、本日の日誌で主に取り上げられるゲームは、
    『ペルソナ2』と同時に攻略が進行している『la Pucelle』というシミュレーションRPG。
    過去に『マール王国』シリーズの製作を手掛けた会社の作品でして、
    一見すると易しそうで初心者向けという印象があるのですが、
    中身はプレーヤーの想像していた以上にディープだったので、半ば衝動的に(笑)日誌で取り上げることにしました。

    ゲームシステムは『FFT』なんかを彷彿とさせるシミュレーションRPG。
    ただし、このゲームの恐ろしい……もとい凄いところは、
    2つのシステムを追加したせいで戦闘が半端じゃなくディープになってしまったところです。

    (1)支援効果システム
    本作品はターン制のSRPGです。
    普通のSRPGの場合、1ターンの間に1人が行動できるのは1回だけと限られているのですが、
    本作品では、攻撃を実行するユニットの隣接マスに味方ユニットを移動させることによって、
    攻撃処理時(ターン終了時もしくは【戦闘開始】を命令する)に、複数キャラによる同時攻撃が可能になっています。
    上手い具合にキャラクターを移動させておけば、攻撃力の強いキャラを何回も使い回すことができるわけです。
    ただし、敵キャラの戦闘行動でも支援効果は発生しますので注意が必要。

    (2)浄化システム
    本作品のエリアマップ上には、「不浄点」とそこから発生する「闇の地場」がランダムで設定されています。
    この浄化点にはの3種類があり、
    闇の地場は不浄点に設定されている3種類に加え回復ステータス異常の7種類が存在
    (雷以降の4種類は複数の闇の地場が混ざり合って出現したものです)。

    戦闘中、キャラクター達は敵を倒すだけでなく、折を見てこの不浄点を「浄化」することができます。
    そうすると、浄化の対象となった不浄点を起点とする闇の地場が次々に浄化され、
    闇の地場の上に立っている敵にダメージが入ったり、味方が回復したりします
    (効果は浄化対象となった地場の種類によって変化します)。
    そして、浄化時に一定の条件(一定マス以上の闇の地場を1回で浄化し、
    浄化された地場がリング状になっていた
    )が満たされた場合、
    一種の召喚魔法である「大奇跡」が発動、更に追加の効果(ダメージ、回復など)が発生。
    更に、浄化された闇の地場に囲まれていた場所の中に別の不浄点が存在した場合、
    今度はその不浄点が自動的に浄化され、そこでも条件を満たしたら「大奇跡」が発動──(以下エンドレス)

    言葉で説明すると難しいのですが、
    『ぷよぷよ』のように、連鎖の発生するパズルを解いているようなものだと思って頂ければそれで結構です。
    不浄点の浄化を行うと、ステージクリア後に入手できるボーナスが増え、
    浄化実行者が装備するアイテムへ経験点が加算されますのですが、
    巨大な連鎖を成功させた場合などにはボーナスや経験点の量も跳ね上がります。
    そのため、敵を無視して巨大な浄化の連鎖を実現させるべく知恵を巡らせることもしばしば
    (私が実現させた浄化の「連鎖」の最高記録は140枚前後。後半になれば記録も伸びるはず)。
    浄化を行わなくてもゲームの進行に支障は無いのですが、
    アイテムの強化や防御力が凄まじく高い敵を倒す際、
    そして低レベルクリアへの挑戦(爆)を行う際、浄化はどうしても必要になっています。
    「敵を殴ることこそが全て」というSRPGが多い中、
    本作品は浄化のルールによって、単なる戦闘行動以外の要素をゲーム中に取り入れることに成功しています。
    その点は高く評価されて良いところでしょう。

    なお、不浄点を放置してステージをクリアした場合、そのエリアマップが徐々に魔界化され、
    ある限度を超えると強力なモンスターが出現するようになります。
    しかし、この強力なモンスター達がレアアイテムを持っていることもありますので、
    全てのマップで浄化を完遂する必要性はありません。
    逆に言うと、意図的に魔界を作り、更なるやり込みの世界に突入することもできるわけです。

    あと、このゲームはアイテムを使った細かいキャラクター成長のルールや
    アイテムそのものが成長するというシステムまで盛り込まれています。
    パッケージやイラストに似合わず(?)、ゲームシステムはかなり複雑に出来上がっていますので、
    コアなゲーマーの方でも結構楽しめると思いますよ……現に私がそうですし(笑)

    世界設定キャラクター・ストーリーについては、ゲームをクリアしていないのでコメント不可。
    無事にクリアできたら、改めてレビューということになりそうです。


    最後に1つ。このゲームに登場する森のクマさんは凶悪です。
    森でクマさんを見かけたら注意しましょう(ぉ

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