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2003年1月の図書館長日誌

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  • 2003年1月12日 22時34分40秒
    近況報告

    まずは、宇宙食紹介の続きから。
    乾燥したイチゴの方なんですが、私以外の方に食べられてしまいました(涙)
    で、食べた方がコメントするところでは、「やっぱりフリーズドライだねえ」ということ。
    イチゴそのものの味は残っていたそうですが、イチゴの持っていたみずみずしい食感は無くなってしまったそうです。

    宇宙食……とは直接関係無いのですが、似たような食事の話なら聞いたことがあります。
    アメリカ軍が2001年冬にアフガニスタンを空爆した際、
    爆弾を落とすだけでなく救援物資の数々もばら撒いていったことがあるそうです。
    で、このばら撒かれた食料の中には、美味しい物もあれば不味い物もあったそうでして、
    地元住民の間では必ずしも評判は良くなかったそうです。
    (まあ、あの食料投下は明らかに軍事作戦の一環だったという話もありますし)


    それから、昨年末に紹介した上司に恵まれない部下の記録ですが、
    あれはPlayStation2の『三国志VIII』での話でした。
    で、今回、PC版の同じソフトを購入し同じ名前のキャラを登録してプレーしたところ、
    相性が前回のキャラとは正反対になりました(笑)
    既に、劉備をはじめとする3人とは「義兄弟まであと一歩」というところまで仲良くなっています。
    CPUのいたずらとはいえ、なかなか業が深いものです。

    それから、今回の『三国志VIII』では、ゲームの中で内政の占める割合が大きくなっています。
    そのため、内政官をやっている珠那さんの場合には、仕事が忙しくていい具合に名声や功績が積み上がっていくのですが、
    武官系のキャラですと内政で活躍できず戦争でしか出番が無いという、かなり悲惨な状況に置かれたりしています。
    ゲーム中、劉備から張飛に

    「仕事が捗っていないぞ、何やってるんだ」

    という叱責のお言葉がどれだけ飛んだか分からないほどです。
    もっとも、データ上、内政官としての素質が完全に欠落している張飛に、
    開墾や商業など内政の仕事をさせる君主のほうが間違っているような気もしますが(苦笑)

    ちなみに、私が調べたところでは、主要武将の相性はこんな感じで並んでいました。

    (呂布 〜 董卓 〜 張角) 〜 張魯 〜 (曹操 〜 司馬懿) 〜 劉表 〜 劉璋 〜 馬騰 〜
    劉備 〜 陶謙 〜 何進 〜 袁紹 〜 孫権 〜 袁術 〜 呂布

    ※董卓と劉備、曹操と袁紹、劉表と孫権、馬騰と袁術の関係が極めて悪くなるように設定されている

    さて、マスコミ批評のテキスト、いつ書き上げようか……(汗)

  • 2003年1月6日 16時02分40秒
    宇宙食の世界

    現在、私の友人の1人がアメリカに留学しています。
    時たま、その友人からメールやら手紙やらが届いているのですが、今回はアメリカからのお土産が入っていました。
    以前、彼に「お土産は食品で頼む」と頼んでいたのを今でも覚えてくれていたようです。

    さて、彼から食品の土産が届くのは今回で2回目となりますが
    (ちなみに、前回はボストンで紅茶を買ってもらいました/マテ)、
    今回入っていた品物のラベルを見て思わず唸ってしまいました。

    FREEZE-DRIED SPACE MEAL
    REAL ASTRONAUT FOOD

    その正体は、フリーズドライされた本物の宇宙食。
    友人氏によると、ケネディ宇宙センターに観光へ出かけた際、土産物店で入手したんだそうです。
    パッケージには

    This product was used on the first manned
    mission to the moon and continues to be used
    by NASA in the current space program.
    (注:原文そのまま)


    と添えられていました。アメリカの宇宙開拓(?)史を物語る貴重な一品というわけです。
    友人氏のセンスの良さに感謝しつつ、早速箱から中身を取り出してみました。
    中に入っていたのは──

    ●スパゲティミートソース
    ●チョコクッキーではさんだバニラアイスクリーム(ただしフリーズドライ)
    ●フリーズドライされたイチゴのスライス


    ──という3品。
    今日は、そのうちのアイスクリームとスパゲティを食することに致しました。


    フリーズドライされたスパゲティですが、裏面の説明を読むと「沸騰したお湯で戻さないといけない」とのこと。
    そこで、細かい説明に目を通してみました。

    PREPARATION INSTRUCTIONS

    1. Cut or tear foil package at top seal.
    2. Discard oxygen absorber (AGELESS(R)) from foil package. Do not eat.
    3. Empty contents of package into a medium size bowl.
    4. Add 3/4 cup (6 oz.) BOILING water, stir thoroughly.
    5. Cover and let stand 5 to 10 minutes.
    6. Stir and serve.

    CAUTION : Boiling water may cause skin burns.
    (注:原文そのまま)


    ちょっと不自然にも思えるくらい丁寧な解説ですが、指示通りに作ってみることにしました。
    まず、袋の口を破ってから脱酸素剤を取り出し、
    ボウルに中身を移してから150ccの沸騰したお湯を入れて掻き混ぜ、
    5分から10分間放置──

    ──なぬ? 5分から10分」?

    親切そうに見えて、意外なところでアバウトになっている解説文に苦笑いしつつ
    (おそらく、低気圧下での調理・食事にも考慮したんだろうと思います)
    約8分間待ってようやく完成。

    味のほうはちょっと酸味が強いかなという印象がありましたが十分に「美味しい」と言えるものでした。
    ただ1つだけ注意しなければならないのは、
    スパゲティが短く切れた状態で調理されていたということ。
    一番長い麺でも、長さが2.5cmほどしかありませんでした。
    そのため、フォークを使おうにも悪戦苦闘する始末。
    途中からフォークの使用を諦め、スプーンだけでスパゲティを食べることになりました。
    もっとも、これは宇宙空間での食事が楽にできるようになされた配慮だと考えられますから、
    文句の言いようがありません。


    形状に驚かされたものの味は良かったスパゲティとは異なり、
    フリーズドライのアイスクリームのほうはそこまで美味とは言えませんでした。
    私が普段食べているバニラアイスと味付けが異なっているせいであるという面もあると思いますが、
    アイスクリームの部分がぱさぱさに乾いている上に常温で食したため、
    「アイスクリームを食べている」という実感が湧きませんでした。
    食感としては「乾燥して固めたマシュマロ」と評するのが最も良さそうに感じられました。


    乾燥したイチゴのほうは後日頂く予定です。
    果たして、どんな味になっていることやら……。

  • 2003年1月5日 23時10分55秒
    元国務長官、かく語りき

    皆様、あけましておめでとうございます。
    少し遅い新年の挨拶となりましたが、何卒よろしくお願い致します。

    今年の年末年始は、学校のカリキュラムと雑務もろもろ、
    更には初めて(!)のコミケ参加……とまあ、12月30日まで用事が詰まっているという有様でした。
    収穫物は知人氏の運営されているサークルで入手したCD-ROM2枚のみ、
    使用金額は交通費込みでたったの3000円(爆)
    本当は別のサークルにも用事があったのですが、そのサークルは私が到着した時点には既に品切れとなっていました。
    こちらのほうは通信販売で入手ということになりそうです。

    で、それから慌てて31日早朝(というよりも未明)の便で実家に帰り、そのまま数十分も休まずに両親の実家へ。
    ここからは正月3日までずっと実家のほうにいたわけでございます。
    しかし、両親の実家にはテレビが1台しかなかったため、チャンネル権が「無い」状態が続いていました。
    結局、この期間、親が駅伝中継やバラエティー番組でテレビの前を占拠している間、
    背後で父親のノートPCの液晶画面で延々とDVDを見続け、
    DVDが動いていない時は本を読んでいるという、健康的とは言い難い時間を過ごしておりました。
    見た映画の数……合計で7本(爆死/全部洋画でした)


    さて、年末年始にはあまり多くの番組を見ないのですが、
    その中で1つだけ欠かさず見るようになっている番組があります。
    日高義樹氏がアメリカの元国務長官ヘンリー・キッシンジャー氏にインタビューして
    今年1年間の予測を披露してもらおう……というもの。
    キッシンジャー氏のほうに去年色々とトラブルがあったようでして、
    今年も行われるのかどうか分かりませんでしたが、無事に開催されることになったようです。

    で、披露された予測ですが、メモできた範囲では以下の通り。

    ●アメリカの対イラク戦争は世界経済に大きな打撃は与えない。
    ●原油価格は戦争中は一時的に上昇するが、その後低下して安定する。
    ●北朝鮮との目立った軍事的衝突は起こらない。核開発関連で交渉が始まるとすれば今年後半に入ってから。
    ●ブッシュ大統領に対する支持は経済政策の成否次第だが、
    アメリカ経済は約3%成長すると見られ、支持率も高いまま推移するのではないか。
    ●日本経済はもうしばらく悪化を続ける。抜け出せるとすれば今年か来年。
    ●ロシアの政権は中国よりも不安定だが、2003年中は安定する。
    ●中国の経済拡大は今後も続き、国内の情勢もさほど変わらないが、汚職追放などの課題に取り組まねばならない。
    ●円相場は1ドル130円〜140円。

    もう少し捕捉しておきますと、キッシンジャー氏は「テロリストと繋がっている」サダム・フセイン大統領を
    「核兵器を持っているだけ」の金正日“同志”よりも危険だと認識しています。
    また、アメリカと韓国・日本の対北朝鮮外交がまちまちであることに対して懸念を示していました
    (その意味では、今度の韓国の大統領選挙の結果を苦々しく感じているかもしれません)。

    ちなみに、キッシンジャー氏の去年の予測は「実に正確」とのこと。
    本当に全部当たっているのかどうか、今回は備忘録程度にメモをとっておくことにしました。

    全て当たっているとなると、「今年は思っていたよりも静かな年」ということになりそうですが……。

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