楽しい一夜・追記
アメージュ・ラズリ
男は今日はイライラしていた。
それもその筈だ仕事先の元締めと一悶着起し首になったのだから。
そして、その鬱憤を晴らす為に自棄酒を飲んだ。
その上、店の主人に追い出されて不機嫌になりながら千鳥足で家路へと向かっていた。
「あ〜〜〜〜〜!!! 何が首だよ! 自分が悪いのに蜥蜴の尻尾切りかよ!!」
男は憂さ晴らしに近くに置いてあった樽を足で大きく蹴った。
「クス……うふふっ……お兄さん機嫌悪いわねぇ〜」
何時からいたのか裏路地に向かう隙間の見えにくい場所に少女が立っていた。
男はムシャクシャしていた、そしてこの少女に馬鹿にされた。
酔っている男の頭では簡単にこの言葉が浮かんだ。
(憂さ晴らしに嬲ってやる!!)
そして男は少女に飛び掛った。
「きゃっ!? ……乱暴ね、お・に・い・さ・ん♪」
「てめっ! ふざけやがっ…!!?」
男は少女に向かって吼えようとしたが、その寸前に少女に自分の唇を合わされていた。
「……んっ……はぁ……っちゅ……んぅ……っはぁ……」
少女は幼いのにまるで上級の娼婦の様な舌使いだった。
その舌使いに男は少し放心した。
それを見計ったかのように少女は男の膨れ上がった下部に手を入れ始めた。
ヌチュ……ピチュ……
「…っく…!!」
「あん、お兄さんこんなに濡れちゃって相当溜まってるんだね」
少女は妖しく笑いながらモノをズボン越しに激しくしごいた。
男はもう少女の蒼い瞳しか見ていなかった。
そして男は絶頂を迎えた。
「くはぁっ!!!」
ドピュ……ドピュ……!
男はズボン越しに自分の白濁色の欲望を吐き出した。
それを感じた少女はズボンから手を抜き自分の顔に近づけた。
「あったかぁ〜い♪それに……んちゅ……臭くて濃いわぁ……」
少女は男の白く濁った欲望の臭いを嗅ぎ……舐めた。
男はその姿を見て美しいと感じたそれと同時に…。
(その口で俺のモノを舐める姿を見たい……)
その欲望には普通の状態なら耐えれただろうと思う。
だが、男は何時しか少女の放つ艶やかさに魅入られていた。
「……座れ……」
男は少女に命令をした。
少女は男の指示通り座った。
そして男はズボンを脱ぎ自分の欲望で濡れたモノを少女の前に突き出した。
「舐めたいんだろ? お望みどおりに舐めさせてやるよ」
少女は顔を火照らせながら男のモノに手を差し伸べた。
ヌチュ……ヌチュ……ヌチュ……
「っく!……そうだ……もっとだ、もっとしごけよ、それに舌も使えよ」
「は…はい……あん……はぁ……ん……ちゅ……ぁむ……ふぅん……」
少女は先程の態度とは別に大人しくなりながら男のモノを舌で丁寧に舐めた。
「ふぅ……もっとだ、咥えて舌も手も使って奉仕しろよ」
何時しか男は笑っていた。
「ん……ぁん…っちゅば……はぅん……」
ヌチュ……チュブ……ピチュ……チュプ……ピチャ……ヌプ……
「っく……おい! 出すぞしっかりその可愛いお口で受け止めろよ!!」
ドピュ……ドピュ……ゴピュ……ゴプ……ドピュ!!
「ん! ……っくぅ……はぁん……あぁ!!」
男の白濁色の欲望は少女の口に入りきらなかった。
その為、少女の大量の欲望が少女の顔、髪、服にかかった。
だが男の欲望はそれだけでは納まらなかった。
(コイツの幼い割れ目に俺のモノを突っ込んでヒイヒイ言わせたい……)
そう考えながら男は息を荒くしている少女に近づこうとした……が。
ズルっ……
男の頭の上から何かが落ちてきた。
髪だった、まさに老人の白い髪だった。
それを見た途端、男の体に力が入らなくなった。
男は体を見た。
筋肉のあった腕と足は骨と皮だけに…。
一応はたくましかった体からは骨がくっきり見え…。
目も段々と見えなくなり始めた。
「……う……あ……を……」
男は老いたために口もろくに喋れなかった。
「ふう、たったこれっぽっちの魂の量……少ないわね…」
少女が少し不機嫌そうに呟いた。
少女は何時しか男をゴミを見るような目で見つめた。
男は恐怖した……速く……速く此処から逃げないと殺される…そう思った。
「あ……う………お……」
足がまったく動かない……ズルズルと何かが抜ける感覚もする…。
「ま、今日はもう別にいいわね……さっさと帰りましょ」
そう言って少女は闇へと消えた。
翌朝、1人の見知らぬ老人の死体が棄ててあった。
だが、変な死に方だった……。
顔は何かに脅えるような表情で、下半身は骨だけがあり老人が移動したと思われる場所に行くにつれ肉片が道々に落ちていた。
また、1人新たに変死体が増えた……。
完
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