上官は問題児?(多分)〜多分、終わり?〜

アザゼル+鴉

好い加減.........

最近、私の乗馬の腕も上がって来た。
それにともない、鴉さんが紫雷をプレゼントしれくれた。
世話の仕方など教わり、私も頑張る様努力する事にした。
あと、鴉さんにもう一匹黒いとも言える紅いとも言える馬、黒紅雷(こくこうらい)が居る為心配は要らないそうだ。それと、紫雷と双子らしい。
あんまり関係ないけど(^^;)
そして、私の最終試験の日が訪れた。
無論、実戦訓練。
「実戦訓練と言っても俺が用意した相手と戦ってもらいたい。それで、俺がお前の勝ちを認めるまでだ。良いな」
「はい」
これが通告されたのは二週間ぐらい前。その間は体力作りをしていた。それなりに体力はあると思うが鴉さんが選んだ人。多分、侮れないと思う。
「ファニ。もう来ても良いぞ」
ファニと言う人が私の対戦者だった。
ちなみに場所は鴉さんの家の近くの森林地帯。
森の中から出て来たのは蒼い仮面を付けた女性?まさか!?と思ったが本当だった。
手には短刀が二本。
黒いポニーテールが印象的だった。
「行きます......」
ファニさんの声に合わせて私も構えた。
「それでは..........始め!」
私の武器は愛用してる刀、凛・闘星。鴉さんの持っている戒神よりは知られていないが、そこそこ知られている刀である。
「はああああああああああああ!」
私が勢い良く斬りかかる。私の中にある良心が加減をしているが下手をすれば.....
だが、ファニさんは身軽にかわし、私の後ろに周りこむ。
「くっ!」
私は鞘で短刀を防ぐ。間一髪だった。
回転威力を利用して再び斬りかかるが短刀で防がれてしまう。
こう言った間一髪の攻防が続いた。
「はぁ.....はぁ.....はぁ.....」
「ふー....ふー....ふー....」
日も暮れ夕方になっていた。だが、鴉さんは微動だにしなかった。
ファニさんが再び呼吸しながらも構える。
それに合わせて私も構えるが体力が限界に近い。
多分、これが最後......
「いええええええええええええあ!」
同時に斬りかかり恐らく相殺になろうとした時。
「そこまで!」
雷の如く鴉さんの大声が私達を止める。
「両者、下がれ」
言われるままに私とファニさんは後退する。
「刀をしまい、お互いに礼」
私は刀をギリギリの力でしまう。
ファニさんも同じく短刀をしまう。
そして、両者、礼。
「は〜〜〜〜〜〜〜〜」
溜め息に聞こえる声で私は倒れる。
もう、限界です.......(思い出すだけでも辛かった)
「大丈夫か?」
「これが......大丈夫に......見えます?」
「そうだな。ま、これは完全に体力テストだしな」
「へ〜〜〜〜〜〜?」
「ファニも限界だろう。立って居なくても良いぞ」
「解かりました.......」
人形の様に倒れこむファニさん。私は完全に汗だくです......
「ま、合格だ。近くに池があるからそこで汗を流せ」
「あの〜」
「ん? 何だ?」
「どうやって行くんですか?」
鴉さんは溜め息を付いて私を肩にかついだ。ファニさんも同様にかつぐ。力ある〜
そして、私とファニさんは綺麗な池の近くで下ろされた。
「それじゃ、俺は用があるから」
そう言って鴉さんは撤退。
これにて私の試験は終了した。
ちなみだけど、ファニさんは私より年上で体のラインも綺麗......(うう、胸が大きいよぉ)←(最近悩み)w

「何の用だ?」
「兵達ヲ集メテ勝テル確立ハアルノカ?」
「ケッ! 黙れ。お前等には関係無いだろ」
「ソウダナ」
「それだけか?」
「マァナ」
「・・・・・・・・やれやれだ」

(2002.09.15)


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