初めての人(1)絶頂
神那 美雪
シチル・リュッカ戦線が崩壊したクレアムーンにとって残された道はただひとつ・・・聖都市クレアにて帝国軍を迎え撃つほかなかった。
幸い、暫くの停戦が結ばれたものの・・・宮廷内はただならない空気に包まれていた。
それもそのはずである。
敵が目前に迫っている・・・しかもただ殺されるだけならすぐ終わるものの・・・女性は捕らえられ慰め物になるのは確実である。
美雪はまだ純潔を守っていた・・・これから先・・・残された道・・・高い確率で陵辱による処女喪失・・・それだけは避けたかった・・・。
そう考えながら美雪はある人物の部屋をノックした。
「はいですの・・・」
中から明るい声が聞こえる・・・美雪はホッとして中に入る。
「失礼します・・・風華姉様・・・」
「美雪さん・・・どうしたんですの・・・こんな遅くに・・・?」
「・・・姉様ぁ〜」
風華をみたとたん美雪は堰が切れたように抱きつき、泣き始めた。
しばらくして・・・
「そうですの・・・辛かったでしょう・・・一人で苦しんだですの・・・けど今日は一緒に寝るですの・・・決戦まであと数日ですが・・・一緒に寝ますの・・・」
その言葉を聞いて美雪は意を決したように風華に堪えていた決意を話した。
「姉様・・・美雪の純潔・・・貰ってください!」
「・・・はい?」
風華の細い手が美雪の頬に当たる。
「あっ・・・」
何か言おうとした美雪の唇を、風華は素早くふさいでしまった。
「アッ・・・ん・・・んっ・・・」
最初は強張っていた美雪だったが、風華に強く吸われているうちに次第に力が抜けていく。
「あっ・・・姉様ぁ〜」
「美雪さん・・・とってもかわいいですの・・・」
再び風華は美雪の柔らかい唇に吸い付いた。
口の中にスルスルっと舌を滑り込ませ、ゆっくりと回転させる・・・やがて風華の舌は、美雪の舌にねっとりと絡みついた。
「・・・ふ・・・ふむ・・・」
ぬちゃぬちゃと小刻みな音が室内に響き渡る。
・・・かなりの時間がたち、風華はゆっくりと舌をはなした・・・二人の間粘着質の糸が伸び・・・細く長く・・・そして切れた。
「どうですか・・・美雪さん・・・」
「ああっ・・・ハァハァ・・・」
「くすっ・・・かわいいですの・・・」
美雪の反応に風華は優しくキスをしてあげる。
「さっ・・・美雪さんこちらへ・・・」
そう言って美雪を布団へ横にさせる。
「美雪さん・・・脱がせますの・・・」
そう言って風華は美雪の巫女衣に手をかける・・・美雪の巫女衣は帯で巻かれた長い襦袢(今の浴衣のようなもの)であるので腰の帯さえ緩めれば簡単に脱げていく。
「美雪さん・・・無防備ですの・・・今度から私の袴を穿きますの・・・」
ついその姿を見て小言を言う風華・・・大切な美雪を思っての小言である。
「あん・・・姉様ぁ」
小さな声を上げ美雪はあらわになった胸を手で覆い隠す。
「私も脱ぎますの・・・美雪さん・・・」
風華も自ら白衣を脱ぐ・・・襦袢はつけていないためすぐ豊かな胸がさらされる。
下の朱色の袴は着けたまま再度美雪に近づく。
「綺麗な胸ですの・・・美雪さん」
風華は美雪の乳首に軽く口付けをする。
「ひゃあ!」
びくっとゆれる肩をおさえ風華は美雪のまだ眠っている乳首を刺激する。
乳首を包み込み刺激し、舌で転がす・・・そうする度に美雪の乳首が立ち上がっていく・・・。
「今度は揉みますの・・・」
「ふふっ・・・美雪さんのおっぱい・・・十分大きいですの・・・」
柔らかく弾力のある乳房が、勢いよく弾む。
「あっ・・・ああん・・・ふっ・・・風華姉様ぁ・・・」
無意識に美雪も風華の胸に吸い付く。
「ああっ・・・美雪さん・・・本当に初めてですの?」
美雪は、風華の乳房を両手で揉みしだき、手のひらで乳首を包み込んで、優しくなめる。
「あっ・・・みっ美雪さん・・・」
いつの間にか風華の袴の帯も緩み朱色の袴がひざ下まで落ちていた・・・二人の汗や愛液で袴にはまるでお漏らしをしたかのようなシミが大量についている。
「美雪さんの大切なところはどうなっていますの・・・」
風華はそっと美雪の大切なところに触れる・・・まだ硬く閉じてはいるが隙間からは半透明の液体がとどまることなくあふれてくる。
風華は指をそっと侵入させた・・・ぐちゅ・・・ぬちゅ・・・という音とともに熱い液体がトロトロとあふれてくる。
「くふっ・・・風華姉様ぁ・・・あん・・・あふっ」
風華は太腿の間に顔をうめ下をさしだし割れ目から流れる液体をすする。
「ふっ・・・風華姉さまぁ・・・きっきたないですぅ・・・」
「そんなことないですの・・・美雪さんのとても美味しいですの・・・」
そして、風華はクリ○リスも刺激する・・・初めての刺激にただ痙攣する美雪・・・もう絶頂が近くなっている・・・。
「美雪さん・・・イクんですの・・・イッたあとのほうが痛くないですの」
「あふっ・・・姉様・・・姉様ぁ・・・」
風華は執拗に責める・・・まるで美雪の性感帯すべてを知っているかのように。
「あっっ・・・何か・・・なにか・・・きますぅ・・・」
それでも風華は責めをやめない・・・やがて美雪の細い身体が弓なりに大きく反り返りがたがたと振るえ、宙に浮いた腰が、ガクガク激しく揺れ・・・
「ひぁっ・・・ひぃ・・・ひっ・・・あっあぐぅ・・・」
ひときわ大きな痙攣とともに美雪は意識を失った・・・秘所からは熱い蜜が一段と勢いよく流れている。
「あっ・・・美雪さん・・・ちょっと激しくしすぎましたの・・・」
恍惚の表情で気を失った美雪を抱え上げ風華はどうしようかとただ焦るだけだった。
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